◆38(t)戦車◆
展示名:Panzerkampfwagen 38(t)

  チェコスロヴァキア製戦車TNHPは、ドイツ国防軍によって38(t)戦車の名称で使用された。
 この高い信頼性と高い価値のTNHP戦車は、ドイツ国防軍のチェコ併合によって接収された。(t)の名称は、チェコスロヴァキア由来である事を示している。生産は併合後もピルゼンとプラハで継続された。
 しかし、1941年の独ソ戦でのT-34戦車との遭遇によって、その優位性はみるみる減少していった。37mm砲とリベット接合装甲は技術的に時代遅れとなっていった。
 戦争の長期化のよって、たくさんの本戦車は戦線の後方地区警備で活動し、または車台部分は再利用された。そして、大戦後半において最も成功した戦車と称される駆逐戦車ヘッツアーの基礎となっていく。
 展示されている本戦車は、38(t)戦車の代わりのスウェーデン製のm/42 S-II戦車である。本戦車はライセンス生産されたもので実際のTNHP戦車より若干長い楕円形の外見で区別出来る。

第11装甲師団所属仕様で、「幽霊」マークが特徴です。

TOP旅の記録ドイツ(ベルリン・ドレスデン)旅行記ムンスター戦車博物館(Deutsches Panzermuseum Munster)>38(t)戦車