国鉄101系電車
(鉄道博物館に静態保存)

◆2009年8月15日(土)撮影
<鉄道博物館HPより>
「クモハ101形式電車 車号クモハ101-902(旧モハ90503号)」(1957年製造)
国鉄初の新性能通勤電車。首都圏・関西圏の通勤路線で使用。

<概要>
 101系は 国鉄初の新性能通勤電車であり、その後の通勤電車の元祖といえる存在である。ちなみに「クモハ101形」は101系の制御電動車。
 増え続ける通勤輸送に対応するため、当時の最新技術を集積して開発された。試作車10両1本が1957(昭和32)年中央線に登場し、翌1958(昭和33)年3月には量産車が同じく全電動車10両で同線に投入された。その後、首都圏・関西圏の通勤路線で使用された。101系の製造が完全に打ち切られたのは103系の製造開始から6年が経過した1969(昭和44)年であり、製造両数は1,535両に及ぶ。国鉄形式としては103系、0系、113系に継ぐ第4位の大量生産車である。最初の投入線区である中央線快速での運用を終了したのは、201系量産開始後の1985(昭和60)年3月14日のダイヤ改正である。現在、JR線上からは消滅した101系であるが、埼玉県の羽生〜三峰口間を走る秩父鉄道では国鉄時代の1985(昭和60)年頃からJR化後まで譲渡された3両編成12本(計36両)が在籍している(2009年現在)。
 なお、この電車は1960(昭和35)の呼称改正によりモハ90形からクモハ101系に名称変更になった。


諸元(wikipediaより)
起動加速度 3.2km/h/s(全電動車編成)
2.0km/h/s(4M3T編成)
営業最高速度 100km/h
設計最高速度 100km/h
減速度 3.5km/h/s(全電動車編成)
3.0km/h/s(4M3T編成)(常用最大)
編成定員 座席48・立席88(先頭車)
座席54・立席90(中間車)
全長 20,000mm
全幅 2,832mm
全高 3,935mm
軌間 1,067mm
電気方式 直流1,500V
歯車比 84:15(5.6)
制御装置 直並列組合せ制御、抵抗制御、弱め界磁制御
駆動装置 中空軸平行カルダン駆動方式
ブレーキ方式 発電ブレーキ、電磁直通ブレーキ


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