国鉄183・189系電車

 国鉄183系電車は、1972(昭和47)年に開通した房総各線と東京地下駅を結ぶ特急列車として日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した直流特急形電車。
 189系電車は、急勾配区間として知られた信越本線横川〜軽井沢の碓氷峠越え(通称:横軽対策)を行うために、183系をベースにEF63形電気機関車との協調運転装置を搭載した車両として1975(昭和50)年6月に登場。183系と外見は区別がつかないが、横軽対策がなされているかの有無の違いである。

 ちなみに西日本旅客鉄道(JR西日本)が所有する183系電車は、485系電車を改造して直流に対応させたもので、オリジナルの183系はない。2013(平成25)年3月16日のダイヤ改正でJR西日本のすべての183系が運用を終了。

 JR東日本が所有する183系は2015(平成27)年5月20日付で廃車されたことで形式消滅となった。189系も2019(平成31)年3月28日までにすべての運用から離脱し、同年6月25日に廃車され、189系も形式消滅した。
 かつて東北本線で走っていた485系特急「はつかり」にはだいぶお世話になった世代なので、風貌が似たこの183・189系は非常に懐かしさを感じさせるものがあります。
「妙高」(183・189系)(長野〜直江津間)
「妙高」は、長野〜直江津間を信越本線経由で運行している普通(一部区間快速)列車です。

(2011年7月16日(土)JR信越本線二本木駅で撮影)

(2011年7月16日(土)JR信越本線二本木駅にて撮影)

(2011年7月16日(土)JR信越本線二本木駅にて撮影)
特急「きのさき」(183系)(京都駅〜城崎温泉駅)
2013(平成25)年3月16日のダイヤ改正で183系による運用が終了。

(2010年22月18日(木)京都駅にて撮影)

(2010年2月18日(木)京都駅にて撮影)

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