PHASE-35「混沌の先に」


 今回は、アスランがシンというよりもレイの噛ませ犬になっていますね。レイの言うことは正論で、アークエンジェル討伐という軍の命令は絶対なのです。それがわかっているのにやっぱりキラスキー(笑)なアスランがシンに噛みつく。・・・まったく単純なやつ、シンもそうですが。
 デュランダル議長の演説、まさにノリノリ状態で、相変わらずブラボーな政治的プロパガンダです。ジブリールというかロゴス、こんなにあっさりと民衆に襲われる、やっぱりこの人はラスボスではないんでしょう。少しは期待していたんですが・・・orz。
 やっぱりキラは生きていたんですね。さらに前作みたいな怪我もしていないようで。それにしても、ネオ(フラガ)さんと一緒の部屋で・・・たぶん同人誌ネタになりそうで、また腐女子的にも・・・(苦笑)。マリューさんとネオさんとの、

 ネオ「ムウ・ラ・フラガって、あんたのなんなんだ?」
 マリュー「戦友よ・・・かけがえのない、でももういない」

 マリューさんおつらいでしょうね。それにしてもネオの正体が誰なのか早く決めてほしいものです。実はネオさん、実は記憶が戻っていて、それを隠してみんなを試している、ってことはないでしょうね、そんなことしたら袋叩き・・・。
 ここのところのタリア艦長、なんだか浮かない顔を(アーサーは逆)していますが、今後の成り行きに不安を感じているんだなと、「剣をとるには大義が必要」というセリフも意味深ですが。
 デュランダル議長曰く「これが最期のカードになる」という新MS「ディスティニー」、「レジェンド」(「レジェンド」ってまるで某車メーカーの車みたい)をシンとアスランに与えるということに素直に喜ぶシンと、ためらいのあるアスランの気持ちはまさに正反対。
 これまで見ていると、

 シンは、疑うことを知らない一途な純真さをもった少年。だから、セリフにも自分の感情をストレートに出してしまうんでしょう。
 アスランは、いまだにためらい、信念をもてない、優柔不断な青年。

という構図が固まりましたね、現在では。
 それにしても、次回予告タイトル「アスラン脱走」・・・ますます混沌としてきます。ここのところのアスランを見ていると、やはりとは思ったんですが。



(2005.6.19記入)