PHASE-41「リフレイン」


 今回の題名、何だか気になって調べてみたんですが、リフレイン(refrain)とは、我慢する、控えると言う意味です。ここががんばりどころと言うことなのでしょうか。
今回のお話は、いままで(前作SEEDを含めて)の総集編というより回想と言った方が良いのではないのでしょうか。
 前半部はアスランの視線から、後半部はキラからの視点からと言った構成です。

 あらためて、迷い無く信念を持って戦うキラと、まよいとまどい「戦う人間」になりきれないアスランがまたしても対比されています。

 戦いは戦いをよぶ戦いの連鎖の中で、それでも人間は生きて行かなくてはならない。前作SEEDでウズミ様が「このまま進めば、世界はやがて認めぬ者同士が際限なく争うばかりのものになろう。そんなもので良いか、君たちの世界は」という言葉がズシリときます。

 またカガリは「生きることが戦いだ」と言いましたが、そうである以上、戦いに生きるしかない、その中で自分の信念を持って生きるしかないのかなと考えると、なんだかパラドックス(矛盾)に陥ってしまい、思考停止状態になってしまいます。なんとも難しい問題です・・・orz。



(2005.8.1記入)