■豆の種類■
アラビカ種 |
アフリカのエチオピア発祥の品種。全生産量の2/3をしめる高地向けの品種。豊かな香味をもち、主に中南米を中心に全世界で生産されています。 ちなみに、アラビカ種という名前は、この豆を商った商人がアラビア人であったことから来ていると言われています。 |
ロブスタ種 |
アフリカのウガンダ発祥の品種。低地向けの品種で、アラビカ種に比べ生産性が高く、値段も安いのですが、品質が多少落ち、香り、苦みも独特のものがあるため、主にアラビカ種とのブレンド用として用いられています。 ちなみにウガンダロブスタは他のロブスタ生産国とは大きく異なり高地産で、マイルドな味のロブスタとして知られ、エスプレッソ用に最適です。 |
リベリカ種 | 中・低地向けの品種。生産量が少ないため、日本にほとんど輸入されていません |
◆カリブ海・中米・ハワイ産 |
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ジャマイカ |
ブルーマウンテン No.1(W.F) <Blue Mountain No.1(W.F.Estate)> | 弱い酸味 |
ジャマイカ島の中央を横切るブルー・マウンテンという山脈からつけられた名で、言うまでもなく世界最高級品種。コーヒーに必要な要素である香り、酸味、コク、苦味、甘味等のバランスがよく、まとまりがあります。 ちなみにNo.1とは、豆の大きさのグレードで、No.1から4までの4等級に分かれ、No.1が最高級です。 |
ブルーマウンテン No.1(P.B) <Blue Mountain No.1(Peaberry)> | 中性 | ブルーマウンテンの中でも、ピーベリー(丸豆)という極少量しかとれない大変珍しいコーヒーで、柔らかい酸味が特徴です。 | |
グァテマラ |
アンティグアS.H.B <Antigua S.H.B> | 弱い酸味 | グァテマラの最高値、アンティグア地方でとれるコーヒーで、SHBとは最高級の意味です。収穫後に3ヶ月以上天日乾燥して熟成されたまさしく最高級コーヒーです。強いコクと甘みがあるのに、後味が残らないさわやかさが特徴です。 |
コスタリカ | コスタリカSHB | − | − |
カフェ・ボニータ <Cafe Bonita> | 弱い酸味 | ボニータとは、現地語で「美しい・かわいい」という意味です。この名の通り、豆一粒一粒が均一で大変きれいです。さわやかな酸味とコクが特徴で、日本ではなじみがないのですが、ヨーロッパでは人気のあるコーヒーです。 | |
メキシコ | メキシコ・アルツラ | − | − |
ホンジュラス |
ホンジュラスHG <Honduras(H.G)> | 弱い酸味 |
日本人にはあまりなじみがない品種ですが、切れ味がありやわらかい酸味が特徴のバランスのとれたコーヒーです。 ちなみに、H.Gとは「ハイ・グローン」といい、高地栽培されたコーヒーという意味です。 |
エクアドル | ルビーマウンテン | − | − |
ピーベリー <Peaberry> | 中性 | ピーベリーとは、「丸豆」という意味で、世界の珍豆の一つにあげられます。ミルクも砂糖も入れずにストレートで飲めるマイルドな味が特徴で、ヨーロッパでは女性に圧倒的な人気があります。 | |
ハイチ |
エキストラ・ファンシー <Extra Fancy> | 弱い酸味 | 柔らかな酸味とフルーティな香りを持つコーヒーです。日本ではあまりなじみがありませんが、ヨーロッパで大変人気があります。 |
ドミニカ |
モンテポーロ <Motepolo> | 弱い酸味 | カリブ海の島国ドミニカ共和国で栽培されているコーヒーです。ほのかな酸味と甘みが特徴で、「カリビアンモカ」とも呼ばれたりします。 |
キューバ | キューバTL | − | − |
クリスタル・マウンテン <Crystal Mountain> | 中性 | この名前は、一粒一粒がクリスタルのように美しいところから来ています。味はブルーマウンテンによく似ているため、かなりの人気があるコーヒーです。 | |
プエルトリコ |
ゴールデンカリブ <Golden Carib> | 中性 | いまから30年前に輸出がストップされ、最近になって輸出か再開された「幻のプエルトリカンコーヒー」で、深い味わいとリッチなコクが特徴です。 |
アメリカ |
ハワイコナNo.1 <Hawaii Kona No.1(Extra Fancy)> | 弱い酸味 | ハワイ島で収穫される最高品種で、ブルーマウンテンとならび称されます。独特の香りとすっきりした味が特徴です。 |
◆南アメリカ産 |
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コロンビア |
エメラルドマウンテン <Emerald Mountain> | 弱い酸味 | コロンビアの良質なコーヒーで、2200m以上の高地で栽培されていて、優れた香りと良好な酸味、柔らかい酸味と素晴らしい風味が特徴です。 |
コロンビア・スプレモ | − | − | |
ピコ・クリストバル | 強い酸味 | アンデス山脈近くの1,700m以上の高地で栽培されている品種で、熟練した農民達の手によって栽培され、収穫されたコーヒーは3ヶ月以上天日乾燥し、熟成させた甘みが強い、最高級のコーヒーです。 | |
ブラジル | ブラジル・サントス | − | − |
ブラジル・ピーベリー | − | − | |
ブラジル・ミナス | − | − | |
ペルー | アンデスマウンテン | 弱い苦味 | 「赤道の宝石」の名で親しまれているコーヒー。弱い苦味を持つ、中性的な味わいが特徴。 |
◆アフリカ・中近東産 |
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タンザニア | キリマンジャロAA | 強い酸味 | もっとも有名な品種の一つ。タンザニアのキリマンジャロ山麓で栽培され、独特な香りと、強い酸味、そして大きな豆が特徴。 |
ケニア | ケニアAA | − | − |
ブルンジ | ブルンジ | − | − |
エチオピア | モカ・シダモG2 | − | − |
モカ・ハラー <Mocha Harrar> | 強い酸味 | エチオピアのハラー地方で栽培されるコーヒーで、エチオピア産モカの王様です。モカ独特の香りとほのかな酸味が特徴。 | |
イエメン |
モカマタリNo.9 <Mocha Mattari No.9> | 弱い酸味 | アラビア半島のイエメンで栽培されるモカコーヒー。昔の名曲で最近リバイバルした「コーヒールンバ」にも出てくるくらい、日本人にとって有名なモカコーヒーです。モカ独特の香りとコク、そして甘い酸味が特徴で、モカ特有の強い酸味が苦手な方にも抵抗なく飲むことができます。 |
マタリ・アールマッカ | − | − | |
◆南アジア産 |
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インドネシア |
マンデリン <Mandiieling> | 弱い苦味 | インドネシアのスマトラ島産のコーヒーです。この世にブルーマウンテンが出回るまでは、最高品種として珍重され、現在でも根強い人気があります。苦味の後にゆっくりと酸味が出るのが特徴で、日本人に好まれているコーヒーの一つです。 |
トラジャ・ママサ | − | インドネシア・スラウェシ島ママサ県産。独特の香り、濃厚なコクと口当たりの柔らかさ、後味の良さが特徴。 | |
バリアラビカ | − | − | |
ガヨマウンテン <Gayo Mountain> | 中性 | インドネシアのアチェ地方で、約15年前から輸出が始まった比較的新しいコーヒー。有機栽培で育てられた良質の酸味とコクが絶品。 | |
ニューギニア | ニューギニア・モロペ | − | − |