角館城(秋田県仙北市)

◆2019年9月21日(土)撮影
 秋田県仙北市(旧角館町)にあり、現在は国の重要伝統的建築物群保存地区となっている武家屋敷の北側に位置する標高166mの独立丘陵である古城山上にあった山城。築城年代、築城者は不明。『戸沢家譜』によれば、戸沢氏重臣で小松山城主の角館能登守が上浦郡の小野寺氏と通じて謀叛を起こしたので、戸沢家盛がこれを討って小松山城を開城させ、1424(応永31)年に居城を北浦郡の門屋城から移転したとある。
 その後は戸沢氏の居城となり、周辺の豪族を傘下におさめ、戦国時代には仙北郡を中心に44,000石を領した。
 1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いでは東軍について西軍方の上杉氏を攻めた。1602(慶長7)年には常陸国茨城郡小河城に転封となった。入れ替わりに佐竹氏の家臣蘆名盛重(義広)が常陸国江戸崎より15,000石で入部し角館城主となった。
 1615(元和元)年の一国一城制により1620(元和6)年に廃城となり、城主は山麓の館に移住し、城下町を整備した。1656(明暦2)年に蘆名氏は断絶し、その後は佐竹北家の佐竹義隣が出羽長野紫島城から角館へ10,000石で移り、以後明治維新まで続いた。

 現在は公園として整備され、南側には前述の武家屋敷が広がり「みちのくの小京都」と呼ばれる。

(参考サイト:Wikipediaなど)

全景

入口は国道341号線にあります。

七色稲荷神社

ここには駐車場があり、この付近までは自動車が乗り入れることが出来ます。

ここからが徒歩での移動となります。

途中にある東屋。ここから角館の町並みを一望出来ます。

武家屋敷と桧木内川。桧木内川両岸には桜の木があり、桜の名所として知られます。

本丸はもう少しです。

本丸にある姥杉(仙北市指定天然記念物)

本丸
碑には、こう刻まれています。
小松山城址(角館城)
「中世仙北の雄、戸沢氏の居城。戸沢氏13代家盛が門屋城からこの地に移り(1424)、21代政盛が常陸に移る(1602)まで居城とした。

本丸からの眺め。中央に見えるのが国道46号線(自動者専用道路区間)。

本丸からの眺め。老木と武家屋敷と桧木内川。

本丸の一段下には曲輪が配されています。

清水が流れていました。

ちょうど登山道脇にあります。

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