◆ザクセン州立歌劇場(ゼンパー・オーパー)(Semperoper)◆

 ゼンパー・オーパー(Semperoper)は、ドイツ・ザクセン州の州都ドレスデンにある州立歌劇場の愛称。東ドイツ時代は国立の歌劇場でドレスデン国立歌劇場と呼ばれたが、現在はザクセン州立である(旧称で呼ばれることも多い)。
 1838年から1841年にかけて、ザクセン王国の首都ドレスデンの旧市街にオペラ劇場(宮廷歌劇場)として、新古典主義の建築家ゴットフリート・ゼンパー(1803年~1879年)の設計により建設された。
 1869年に劇場が火災で焼失すると、特赦を受けたゼンパーが改めて基本設計を行い、再建開始し、1878年に息子のマンフレート・ゼンパーによって完成する。
 第二次世界大戦末期の1945年、英米軍のドレスデン爆撃により大きな被害を受け、瓦礫の山となった。旧東ドイツ時代の1977年に復興が始まり、1985年に完成した。
Wikipediaより)
(以下説明文は現地パンフレットより引用)

ゼンパー・オーパー全景

正面にはザクセン王ヨハンの騎兵記念像。ヨハン(Johann、1801年12月12日~1873年10月29日)は、ザクセン王国の第4代国王(在位:1854年~1873年)。

ゼンパー・オーパーの向かいにはドレスデン城があります。

内部を見学するためにガイド付きのツアー(訪問時11ユーロ)に参加しました。英語とドイツ語のツアーがあり、ドイツ語の方に参加しましたが、さっぱりわかりませんでした。

こちらは下のロビー(das untere Rundfoyer)。オーク木摸作りの化粧板とイタリア産のベローナ大理石で飾られています。アーチには中間の部分に色づけされた小さな天使像、古代ギリシャ・ローマの神々の属性を持つ童子像が見えます。床はベネチア様式の色鮮やかなモザイク石のテラゾーで覆われています。

天井を拡大。

入口ホール(Das Vestibül)。優美な緑がかったイオニア式の柱は染められた模造大理石で、壁はシュトゥッコ・ルストロ(化粧しっくいの一種)で作られています。

観覧席。馬蹄形の四階作りで、客席数は1,323席あります。

天井にはいわゆる四大演劇大国、ギリシャ・イギリス・フランス・ドイツを表す大きい婦人像が描かれています。中心には黄銅作りの大きなシャンデリア(Kronleuchter)が垂れ下がっていて、高さ5m、幅4.2mあり、1.9トンの重さです。

観覧席

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