◆フリードリヒ通り帝国鉄道防空壕(Reichsbahnbunker Friedrichstraße)◆

 ベルリン・ミッテ区ラインハルト通りとアルブレヒト通りが交差する角に設置された防空壕。第二次世界大戦中の1943年に強制収容者を動員して建設された地上防空壕で、近くにあるフリードリヒ通り駅が空襲を受けたときに、3000人の駅の利用者を収容するのが目的だった。この四角形の建物は1000㎡、高さ18m、最大厚さ3.0mの鉄筋コンクリート、5階建てで120もの部屋があった。
 第二次世界大戦後、ソ連軍に接収され、戦争捕虜収容所に使われたが、1957年からは果物の貯蔵施設に使用され、ドイツ再統一後の1992年の夏には今や伝説となったハードコアのテクノクラブ「bunker」になるなど、時代によって様々な用途に使用された。
 現在は2008年よりアートコレクターのクリスチャン・ボロス氏によって個人所有のアートギャラリーとして使用されている。

よく見るとあちこちに砲弾の跡が見えます。

こちらの砲撃跡はすさまじいです。

碍子の跡があります。電線でもあったのでしょうか。

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