◆ベルリンテレビ塔(Berliner Fernsehturm)◆

 ドイツの首都ベルリン・ミッテ区の交通の中心地アレクサンダープラッツに位置するテレビ塔である。
 テレビ塔は、旧ドイツ民主共和国(東ドイツ)によって、東ベルリンだった地区に東ドイツの工業力の高さと威信をかけて1965年から1969年にかけて建設され、東ベルリンのシンボルとなってきた。テレビ塔は現在はドイツテレコムの所有となっており、ベルリン中心部のどこからでも見ることができるベルリンの有名なランドマークである。
 建設された当時の高さは365mだったが、1990年代に新しいアンテナが設置されたため、現在の高さは368mとなっている。ベルリンテレビ塔は、ヨーロッパ有数の高さの塔であり、モスクワのオスタンキノ・タワー、キエフのキエフテレビ塔、リガのリガラジオ&テレビタワーに次ぐ高層構造物となっている。テレビ塔からの眺めはベルリンでも最高で、今でも年に100万人の観光客が訪れている。塔の中ほどにある球体の真ん中には、展望台と回転レストランがあり観光客の人気スポットである。展望台は高さ204mの位置にあり、晴れた日には40km以上先までが見える。20分で360度回転するレストランは展望台の数メートル上に位置している(当初は1時間で一回転していたが、後に回転速度が2倍になり、1990年代後半の改修の際に3倍になった)。
Wikipediaより)

ネプチューンの噴水像とテレビ塔。

アレクサンダー広場駅とテレビ塔。

テレビ塔上部

テレビ塔下部。旧東ドイツの象徴の建物にスターバックスコーヒーが入居しているのは時代の流れと言いますか。

実は事前に調べていなかったので入場の仕方がわからずに少々手惑いましたがようやく内部に入ることが出来ました。入場時間が決められているという入場規制があるとは知りませんでしたので、2時間ほど待ちました。

エスカレーターまでの廊下。このあたりは旧東ドイツの雰囲気が出ていますね。

エレベーターに乗って展望台へ。

先ほど見た赤い市庁舎。

現在復元工事中のベルリン王宮。1701年からはプロイセン王国国王の、後にドイツ帝国皇帝の居城となった。1945年の英米軍の空襲で焼失し、1950年には東ドイツ政府によって廃墟が撤去され、共和国宮殿が建てられた。ドイツ再統一後、共和国宮殿は1990年に閉鎖され、2006~2008年にかけて撤去された。

ティアーガルテン全景

中央右には金色のヴィクトリア像が上部に据え付けられた戦勝記念塔が見える。

ドイツ国会議事堂

ベルリン中央駅。宿泊先ホテルの上部がかろうじて見えました。ホテルから方角的に見えるはずのこのテレビ塔が見えなかったのはベルリン中央駅が遮っていたためでした。

ベルリン・テーゲル空港。東西冷戦時代には西側の玄関口として使用された。現在建設中のベルリン・ブランデンブルク国際空港の開港(2020年の予定)後は閉鎖される予定である。

この先、先日訪れたザクセンハウゼン強制収容所が見える方向ですがよくわかりませんでした。

明日訪れる、コノプケス・インビスのあるエバースヴァルダー通り駅が見えます。

アレクサンダー公園。

先ほど訪れた世界時計が見えます。

旧東ドイツ時代のターミナル駅であるオストクロイツ駅。

明日訪れるトレプコウ公園が見えます。中央に見えるアーチ状の橋はアイゼンブリュッケ(鉄の橋 Elsenbrücke)、手前の赤い橋はオーバーバウム橋(Oberbaumbrücke)。

ベルリン・シェーネフェルト空港。東ドイツ時代の空の玄関口であり、今回の旅の出発および到着空港です。

再び赤い市庁舎。

テンペルホーフ空港跡。戦前に空港として整備され、戦後の冷戦時代のベルリン封鎖の際には一大空輸作戦が実施された。しかし滑走路が短いことや市街地にあるため空港用地確保が不可能であることから、ベルリン・テーゲル空港へ機能は移っていき、2008年に閉鎖された。現在は、公園として一般に公開されている。

テンペルホーフ空港跡へは時間の都合で行けませんでしたが、ここには1941年にヒトラーの首都改造計画「世界首都ゲルマニア計画」の一環として建設されたターミナルビルが残されていますので、いつかは行きたいです。

TOP旅の記録ドイツ(ベルリン・ドレスデン)旅行記>ベルリンテレビ塔(Berliner Fernsehturm)