秋田臨海鉄道線
◆2017年4月9日(日)、2020年3月8日(日)撮影
 秋田臨海鉄道線(あきたりんかいてつどうせん)は、秋田県秋田市にある秋田港駅から秋田北港駅、または向浜駅までを結ぶ秋田臨海鉄道の鉄道路線である。秋田港〜秋田北港間と秋田港〜向浜間では運行系統が分かれており、前者は北線、後者は南線と呼ばれる。
 現在は北線は休止状態であり、南線は日本製紙秋田工場のみが専用線を使用している状態である。

北線
 2008年3月15日のダイヤ改正により、貨物列車の設定が消滅した。
 小坂製錬小坂線の小坂駅に隣接する小坂製錬小坂製錬所から、秋田北港駅に隣接する秋田製錬飯島製錬所への濃硫酸輸送のため、1日2往復の専用貨物列車が設定されていたが、小坂製錬所の濃硫酸生産終了に伴い2008年3月4日をもって運行を終了し、秋田製錬飯島製錬所への専用線も撤去された。以後は、線路保守のための錆取り列車が時折走るのみである。

南線
 向浜駅に隣接する日本製紙秋田工場を発着する紙製品などのコンテナ輸送がある。1日3往復の専用貨物列車と1日1往復の臨時専用貨物列車が設定されている。
 1986年に向浜で地方博覧会「秋田博覧会」が行われた際、臨時列車「アッキー号」が秋田駅から会場最寄の秋田博前駅(秋田港〜向浜間の現在のこまちスタジアム付近に設置された臨時駅)まで乗り入れたことがある。車両は機関車、客車とも国鉄の車両が使われ、ステッカーによる特別塗装を施した50系客車をDE10形式ディーゼル機関車が牽引する編成を主体に、時折特急用客車(14系座席車と24系寝台車の混結等)も使用して運転された。
Wikipediaより)

「国土地理院の電子地形図25000を掲載(2020年)」
国土地理院発行地形図の引用について
http://www.gsi.go.jp/LAW/2930-meizi.html
@秋田臨海鉄道株式会社・JR貨物秋田港駅

貨物港駅入口。日本貨物鉄道(JR貨物)・秋田臨海鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。JR貨物の奥羽本線貨物支線(通称:秋田港線)と、秋田臨海鉄道線の北線および南線が乗り入れる。
(2017年4月9日(日)撮影)

駅構内
(2017年4月9日(日)撮影)

構内に留置されているディーゼル機関車(DE10 1251)。
(2017年4月9日(日)撮影)

構内に留置されているディーゼル機関車(DE11 1032)。
(2017年4月9日(日)撮影)

構内に留置されているディーゼル機関車(DE10 1251)。
(2017年4月9日(日)撮影)

秋田港駅全景
(2020年3月8日(日)撮影)

基本的には貨物専用駅ではあるが、JR東日本が秋田港に寄港するクルーズ船の乗客を対象とした旅客営業を不定期で行なっている。
(2020年3月8日(日)撮影)
北線
A日石踏切

秋田港駅方面

終点方面
B1kmキロポスト地点

1kmキロポスト

秋田港駅方面

終点方面

鉄柵が潮風によって腐食して線路側に傾いています。

こちらは完全に鉄柵が線路側に倒れていました。
C中島埠頭駅

秋田港駅方面

終点方面

かつてはタンク車が留置されていました。
D新城踏切(2km211m地点)

秋田港駅方面

終点方面
E新城川鉄橋
F秋田製錬構内引込線跡

フェンスが斜めになっているところが秋田製錬株式会社構内への引込線でした。

左に直進しているのは留置線で、かつてはタンク車が留置されていました。

現在は引込線は撤去されています。
G留置線終点

この先が終点です。かつてはタンク車の留置に使用されていました。

枕木が置いてあります。

左が秋田製錬株式会社正門。
南線
H埠頭踏切(0km580m地点)(起点)

秋田港駅方面
踏切脇にある「起点」の標識。どうやらここが南線の起点のようです。
この起点標識は県道「秋田港線」のものとのご指摘がありましたので、訂正させて頂きます(2023年3月21日(火))。

終点方面
I第3秋田専用踏切(1km364m地点)

秋田港駅方面

終点方面
この先、国道7号線と並走します。
J神屋敷踏切(3km306m地点)

秋田港駅方面

終点方面
この先、国道7号線から離れます。
K旧雄物川橋梁

立派なトラス橋です。

橋台には「1971-5」の銘板があるので、1971年5月の建築か?
L向浜踏切(4km644m地点)

秋田港駅方面

終点方面

奥に見えるのが秋田県立野球場。
M日本製紙株式会社秋田工場正門

工場敷地は立入禁止ですので、正門から撮影。

南線はこの日本製紙株式会社敷地内へと入り、ここで終点となります。

旧雄物川を挟んで、南線の出発点である秋田貨物駅隣のセリオンが見えてくるので、ぐるりと対岸に回ってきたことになります。
N日本製紙株式会社秋田工場北口

Googleマップによればこの先が終点のようです。

こちらも関係者以外立入禁止なので遠目から撮影。

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