只見線
(臨)田子倉駅
(Tagokura)

◆2009年4月25日(土)撮影
開業:1971(昭和46)年8月29日
所在地:福島県南会津郡只見町大字田子倉字後山
駅名由来

その他
2001(平成13)年12月1日のダイヤ改正により、12〜3月の冬季期間は全列車通過となる。
 日本全国に数ある秘境駅の中で、この田子倉駅は屈指と言われます。
 まずは停車列車の少なさ。1日で小出行き下り列車が4本、会津若松行き上り列車が3本のみで、電車でこの駅を訪れる場合は1日がかりとなってしまいます。そして、この駅周辺には民家が皆無であること。そしてこれが一番ですが、冬の時期の訪問が事実上不可能なこと。2001(平成13)年12月1日のダイヤ改正により12〜3月の冬期期間は全列車が通過するので、冬の期間は電車での駅の訪問が出来ないことになります。電車以外での訪問方法ですが、唯一の道路である国道252号線があるので、自動車での訪問は出来ますが、ここは福島県と新潟県の県境の峠越えで、全線舗装はされているというものの、つづら道が連続するという悪条件。また冬の期間は通行止めとなります。徒歩での移動ですが、山中にあり、また全国有数の豪雪地帯であるので冬山登山並みの装備でなければ命の危険があります。
 秘境駅の条件が盛りだくさんで、マニアにはたまらない物件となっています(笑)。

(補足)
 2012年現在、2011年7月の水害により只見線と国道252号線が通行止めとなっていて、鉄道と自動車での訪問は出来ません。
 2012年7月23日に国道252号線が福島県只見町〜新潟県魚沼市間が復旧し、自動車による訪問が可能となりました。只見線も只見駅〜大白川駅間が同年10月1日で復旧の見込みですが、田子倉駅は全列車が通過するとのことで、鉄道による訪問は厳しいです。

駅入口(1)
豪雪に耐えられるように頑丈な造りとなっています。

田子倉駅遠景。駅全体がスノーシェード(雪よけ)に覆われているのが分かります

駅名標

駅入口(2)ちなみに、山の中にあるので、駅以外では携帯電話は通じません。中は頑丈な造りとなっていて、ここが全国有数の豪雪地帯であることを物語っています。

駅内部

時刻表
本数の少なさも秘境駅の条件です(笑)。

下り(小出方面)

上り(会津若松方面)

観光案内板

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