JR山田線
大志田駅
(Ōshida)

◆2008年10月12日(日)、2010年7月11日(土)撮影
開業:1928(昭和3)年9月25日

所在地:岩手県盛岡市浅岸字大志田14
駅名由来

その他
上米内駅から大志田駅までの風景
上米内駅から大志田駅までは自動車1台がようやく通れる未舗装のダート路。

石造りの趣のある橋脚

この周辺は自動車1台がようやく通ることが出来るダート路です

川の清流の音が何とも心地よい

 下り(宮古方面)1本、上り(盛岡方面)2本しか停車しない、また道路アクセスも悪い、周辺に民家はわずかに2つ、まさに全国屈指の秘境駅です。
 なお、開業当初は、スイッチバックのための信号所で、乗客の乗り降りや荷物の積み卸しは出来なかった。しかし、当時は駅の北東10kmに宮内省直轄の外山御料牧場(現在は廃止)があり、そこで生産される木炭の積み出しや職員のための生活物資の搬入が必要であったため、宮内省の要請で普通の駅に昇格したと伝えられている。
(参考サイト)
http://www.morioka-times.com/news/2009/0906/07/09060704.htm

駅名標
(2010年7月11日(土)撮影)

駅舎(待合室)
(2010年7月11日(土)撮影)

右側へ逸れるレールはかつてのスイッチバックの名残


「熊」注意の張り紙(((( ;゚Д゚))))ガクブル

この停車本数はすごいの一言

大志田駅からの眺め
スイッチバックについて
スイッチバックとは急勾配を折り返しながら登って急勾配をやり過ごすしくみのことで、道路では「つづら折り」とも言われる。ここ上米内~区界間は急峻な山岳地帯を通り、傾斜は最大25パーミル(1,000メートル進むと25メートル登る、又は下る)と当時の蒸気機関車ではこの急勾配を登ることが至難であった。そのため、現在の大志田駅と浅岸駅にスッチバックを設けた。近年は電車の馬力向上によってスイッチバックは全国的に不要になりつつあり、この大志田駅でも1982(昭和57)年11月25日に撤去された。
この大志田駅と浅岸駅のスッチバック構造は酷似しており、さながら双子のような関係である。

スッチバック時代の大志田駅の概要

現在の大志田駅の概要

航空写真(昭和52年度撮影 縮尺1/15,000 写真上が北)
国土情報ウェブマッピングシステムより
http://nrb-www.mlit.go.jp/webmapc/mapmain.html
http://nrb-www.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WC_AirPhoto.cgi?IT=p&DT=n&PFN=CTO-77-5&PCN=C1&IDX=4

段差を発見。たぶんホーム跡で、旧駅舎があったと思われます。
(2010年7月11日(土)撮影)

草むらの中にホームを発見。
(2010年7月11日(土)撮影)

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