大洗町(おおあらいまち)は、茨城県中部の県央地域に位置し、太平洋岸にある町。 茨城県の海岸線のほぼ中央に位置する港町で、茨城港大洗港区(旧・大洗港)を有する。苫小牧港との間に定期フェリーが就航しており、首都圏と北海道を結ぶ海上交通の結節点である。 年間約440万人が訪れる茨城県有数の観光地でもあり、アクアワールド・大洗(旧・大洗水族館)や大洗磯前神社、大洗シーサイドステーションなどの観光・商業施設、北関東最大の大洗サンビーチ海水浴場等で知られる。2012年に放送されたアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台になり、いわゆる聖地巡礼スポットとしても注目されている。 農業や沿岸漁業も盛んで、アンコウ・シラス・ハマグリ・紅あずま等の農水産物や、その加工品が特産物。また、東海村と並んで多くの原子力関連施設が立地する。 16,100人(推計人口、2019年6月1日)。 (Wikipediaより) 関連項目:「ガールズ&パンツァー」聖地巡礼まとめ |
大洗マリンタワー (2019年6月23日(日)撮影) 大洗マリンタワー(おおあらいマリンタワー)は、茨城県東茨城郡大洗町にある高さ60mのタワー。設置者は、茨城県。指定管理者制度により、大洗町が管理・運営を行っている。2019(平成31)年3月よりみなとオアシス大洗認定施設である。 大洗港内の港中央公園に立地しているため、高さ55mの展望台から眼下に大洗港の様子を眺めることができる。 (Wikipediaより) |
大洗駅 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の駅。 |
大洗町役場 |
大洗磯前神社 (2019年6月23日(日)撮影) 大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)は、茨城県大洗町にある神社。式内社(名神大社)。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。 茨城県の東部、太平洋に面した岬の丘上に鎮座する。那珂川対岸のひたちなか市にある酒列磯前神社と深い関係にあると言われ、2社で1つの信仰を形成している。 中世には戦乱で荒廃し、近世になって水戸藩主の徳川光圀・綱條により再興した。本殿・拝殿・随神門が茨城県・大洗町の文化財に指定されている。このほかに波が洗う海岸に建てられた「神磯の鳥居」も初日の出などで有名である。 (Wikipediaより) |
ふもとにある大鳥居 |
軽巡洋艦那珂の忠魂碑(1) 県内を流れる那珂川にちなんで命名された。 |
軽巡洋艦那珂の忠魂碑(2) |
随神門 |
拝殿 |
(2020年1月26日(日)撮影) |
ふもとに降りると、磯前神社の祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が降り立った場所に立つ「神磯の鳥居」。 |
この鳥居が見える宿に宿泊して日の出を待ちましたが、分厚い雲に覆われてその希望は叶いませんでした。 |
注意看板。鳥居に接近しようとして海中に転落したり、波にさらわれる事故が多発して死者も出たため、2019年に設置されたそうです。 |
天気が良ければ、このような鳥居と日の出の絶景を見ることが出来ます。 |
(2022年2月12日(土)撮影) |
2020年は天気に恵まれずに日の出を拝むことが出来なかったので、再度挑戦。前日は悪天候で半ば諦めていましたが、当日はなんとかなりそうです。 |
地平線に低く雲がたなびいていましたが、何とか日の出を見ることが出来ました。 |
前日の低気圧接近による悪天候の影響で波が高く、迫力のある風景が見られてむしろ良かったみたい。結果良ければすべて良しです。 |
何とも神々しい風景です。 |
また次回も挑戦したいです。 |
磯浜海防陣屋 (2019年6月23日(日)撮影) 海防陣屋とは、今を遡ること、約160年前の江戸時代天保年間に造られた海防目的の施設です。 海防とは、当時緊張関係にあった、イギリスやアメリカなどの異国の船が沿岸に接近したり、異人が上陸したりするのを、防ごうとする考え方の事です。 水戸藩第9代藩主徳川斉昭(烈公)により、藩の南端の沿岸を防御するために、1825(文政8)年に遠見番所が設けられ、1836〜1842年(天保7〜13)年に番所を強化して磯浜海防陣屋は造られます。 海防陣屋の跡には、高台の縁に沿って、上から見た形が「L」のような形をした約1.5〜2.0mの高さを持つ土壇状の遺構が残されています。土壇状の遺構の規模は、幅が約36m、奥行が約24mです。近接する日下ヶ塚古墳の墳丘を含めて、海防陣屋として利用していたものと考えられています。 海防陣屋からは、軒桟瓦・桟瓦・軒丸瓦・丸瓦・平瓦などの瓦が発見されていて、当時建てられていた建物に葺かれていたものと見られます。 海防陣屋の建物は、1864(元治元)年の元治甲子の変(天狗党の乱)により焼失してしまいます。 (大洗観光協会HPより引用し、一部追加) |
全景。左に見える人工物は大洗マリンタワー。 |
平らに整地されています。幕末には大砲が配置されていました。 |
海防目的に設置されただけあって見晴らしは最高で、海岸を一望出来ます。中央に見えるのは大洗港。 |
中央に見えるのは大洗マリンタワー。 |
ここからは大洗港に寄港しているフェリー「さんふらわあ号」を見ることが出来ます。 |
日下ヶ塚古墳(ひさげづかこふん) (2019年6月23日(日)撮影) 四世紀代の姫塚古墳・坊主山(ぼちゃのやま)古墳・車塚(くるまつか)古墳と共に、磯浜古墳群を構成します。別名は、常陸鏡塚とも言います。 四世紀後半に築造された全長約103.5mの前方後円墳です。 昭和二四年の後円部墳頂の発掘調査により、粘土槨(粘土で木棺を覆った埋葬施設)一基を検出し、人骨と共に、鏡二面・石製模造品五三点・玉類・鉄製品二二点などの約四一〇〇点以上の副葬品が発見されました。 平成二四年度には、範囲確認調査を行い、二段築成の前方部や周溝が確認されると共に、墳丘にめぐらせた極長胴化した壺形埴輪が出土しました。 眼前には、鹿島灘が一望にでき、背後には、那珂川・涸沼川水系の河口部がひかえ、坂東東限の水上交通を掌握した被葬者像が浮かびあがります。 (現地案内板より) |
現地案内板 |
古墳全景。古墳の一部は磯浜海防陣屋となっています。 |
頭頂部にある石碑 |
車塚古墳 (2019年6月23日(日)撮影) 4世紀代の磯浜古墳群に含まれる、全国屈指の大型円墳です。平成21年度に測量調査を、平成23年度に範囲確認調査を実施し、墳丘の構造が明らかとなりました。 部分的な調査に留まったため、造出の存在は未定ですが、現段階では円墳と考えられます。規模は、直径約88m、高差約13mで、人家の下にのびる周濠を含めると約120mに達します。墳丘は、墳頂部に加え、中段と下段に平坦面を持つ三段築成です。各斜面には扁平な礫が葺かれ、南側の上段斜面には葺石を縦に区画した目地も存在しました。各平坦面には、葺石よりも小振りな敷石が敷き詰められていました。 墳頂部・中段・下段の各平坦面の外側には、縦長方形の透孔(すかしあな)を持つ朝顔形円筒埴輪が樹立されていて、一部に普通円筒埴輪も見られます。南側の中段平坦面からは、壺形埴輪が20個体以上出土しました。 (現地案内板より) |
現地案内板 |
全景 日本に現存する円墳の中では屈指の大きさとのことです。 |
入口。扉と柵が設置されていますが、扉には鍵がかかっておらず、一面に柵が設けられているわけでは無く、脇からも入ることが出来ます。そもそも立入禁止の標識も無いので立入は今のところ自由のようです。 |
頭頂部には小さな祠があるとのことです。 |
姫塚古墳 (2019年6月23日(日)撮影) 全長29mの前方後円墳で3世紀中頃の築造と考えられ、現存する磯浜古墳群の中では一番古い。現在は前方部が消失している。 |
全景 この磯浜古墳群の中では一番古いものだそうです。 |
手前が姫塚古墳で、奥には車塚古墳が見えます。 |
坊主山(ぼちゃのやま)古墳 (2019年6月23日(日)撮影) 全長63mの前方後円墳。私有地内に存在している。未調査のため詳細は不明ですが、出土物から4世紀代の築造と考えられています。 |
私有地であり個人宅の前を横切る必要があり、案内板も無いことからどうやら接近は諦めました。ふもとには鳥居が見えます。 |