◆盛岡市(岩手県)◆
旧盛岡高等農林学校



(2002年9月撮影)
 盛岡高等農林学校は1902(明治35)年にわが国最初の高等農林学校として設置された。

 本館は、1912(大正元)年5月に起工し、同年12月に完成した明治後期を代表する木造欧風建築。宮澤賢治が在籍したことでも有名です。1977(昭和52)年に、老朽化が激しくなったため、修復を行い、1978(昭和53)年からは岩手大学農学部附属農業教育資料館として使用されています。また、1994年(平成6)年7月12日には国の重要文化財の指定を受け、同年10月に大修復が竣工しました。
 この旧本館は、明治期に設置された国立専門学校の中心施設として現存する数少ない遺構の一つであり、日本の学校建築の歴史を知る上で貴重な建物です。ほとんど建築当時の姿を留めており、保存状態も良好であることから、重要文化財に指定されました。

旧盛岡高等農林学校正門

旧盛岡高等農林学校門番所
1903年(明治36)年に、正門に建てられました。

旧盛岡高等農林学校本館
(現 岩手大学農学部附属農業教育資料館)


旧盛岡高等農林学校本館正面

旧盛岡高等農林学校本館近くにある宮澤賢治像


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