◆盛岡市(岩手県)◆
鉈屋町(大慈清水・青龍水)

(2010年10月23日撮影)
この二つの清水は、盛岡の古い街なみが残されている「鉈屋町」にあります。そのかいわいには、水の恵みを受けて製造をしている造り酒屋や、豆腐屋、こんにゃく屋、麹屋、蕎麦屋なども多く存在しています。
大慈清水と青龍水は藩政時代から利用されているとのことで、1875(明治8)年の寄進者名簿も残されています。その後、大慈清水は1927(昭和2)年、青龍水は1932(昭和7)年に利用者が組合を作り整備されました。飲料水・生活用水として活用するために井戸周辺の住民による用水組合が定期的に井戸の清掃・管理を行なっており、清潔が保たれています。
ここで水を利用するにあたっては、吐水井から順に一番井戸は飲み水、二番井戸は米磨ぎ水、三番井戸は洗い物、四番井戸は足洗いと井戸の用途が定められています。市水道が整備された現在でも、天然の地下水を求める多くの市民に利用され賑わいを見せています。さらに、この地域は盛岡町家などの歴史的街並みの保存活用が市民協働で進んでおり、まちなみブランドと水の恵みブランドの相乗効果で、この地域の魅力づくりが一層進むものと期待されます。

(以上、盛岡市ホームページより引用)
http://www.city.morioka.iwate.jp/07sangyo/brand/topics/080605mizu.html
青龍水(せいりゅうすい)
大慈清水(だいじしみず)


TOP旅の記録盛岡市探索の小部屋(岩手県)>鉈屋町(大慈清水・青龍水)