◆岩手県の最北端・最南端◆


岩手県は、全国で2番目に面積の広い都道府県で、東西約122km、南北約189kmと、南北に長い楕円形の形をした県です。
最北端は岩手県洋野町と青森県階上町、最南端は岩手県一関市と宮城県登米市の境にあり、それぞれ訪問をしてきました。
最北端(岩手県洋野町と青森県階上町の境)
(2021年3月27日(土)撮影)

青森県・岩手県最北の境界石。左が岩手県、右が青森県

漁業権基点標(岩手県)

先ほどの石碑から一直線に旗が伸びていました。

その先には「堺」と刻印された石があり、左が青森県、右が岩手県で、先ほどの県堺石とを結ぶ線が境界線となります。

青森県と岩手県の境を流れる小川。ここが岩手県最北端となります。実際はこの川が県境では無く、川から南側(写真手前)数mが県境のようです。
最南端(岩手県一関市と宮城県登米市の境)
(2022年3月12日(土)撮影)

この地点での県境は夏川にながれる「糠塚幹線排水路」(後述)です。
宮城県側の県境標識。

岩手県側の県境標識。

最寄りにある塔婆崎公民館(岩手県側)。

橋に「糠塚幹線排水路」の銘板があったので、帰宅後に調べてみたところ、全国で行われた国営かんがい排水事業の一つである中田農業水利事業(昭和47年着工〜昭和62年完了)で整備された、この地帯の水田のかんがい用水を排水するための排水路だそうです。

県境を示す標識があって目に見える形でわかる最南端はここですが、地図を見る限りでは、最南端はここより作業用道路を東に500〜600m進んだ地点のようです。

この道路は岩手県道・宮城県道190号花泉迫線で、こちらは岩手県側の道路標識。

一方、こちらは宮城県側の道路標識。

それではスマートフォンのGPS位置情報機能を使って最南端へ進みます。

一見するとまっすぐと延びる道路ですが、地図で確認すると若干曲線となっていて、一番曲がったこの地点が最南端のようです。左が岩手県、排水路を跨いで右が宮城県。

近くにはおそらく排水路を整備したときに設置されたであろう農業作業用の橋が何カ所かありました。

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