天龍寺勅使門 境内東端にあり、天皇からの使者(勅使)を迎えた時だけ開かれた門。桃山時代の様式を伝えるこの門は寛永年間(1624〜1644)のものとされ、天龍寺で残っている建物の中では最古のものである。 |
法堂(はっとう) もともとのものは、1864(元治元)年の火災で焼失。その後明治時代に江戸後期建立の雲居庵禅堂(選佛場)を移築、禅宗七堂伽藍のひとつとした。 |
庫裏(くり) 1899(明治32)年の建立。庫裏は七堂伽藍の一つで台所兼寺務所の機能を持つ。 |
曹源池庭園(そうげんちていえん) 夢窓国師作と言われ、創建当時の面影を残す数少ないもの。わが国最初の史跡・特別名勝に指定されている。 |
多宝殿 後醍醐天皇の尊像を祀る祠堂で、現在のものは1934(昭和9)年建立。 |
方丈にある雲龍の襖絵。この絵は1957(昭和32)年に物外道人によって描かれたもの。 |
大方丈内に安置されている本尊の釈迦如来坐像(重要文化財)。平安時代後期の作とされ天龍寺の造営よりもはるかに古い。天龍寺が受けた都合8度の火災のいずれにも罹災せず助けられた仏像で、天龍寺に祀られる仏像の中で最も古い像。 |
かつて法堂の天井を飾っていた雲龍図。明治時代、鈴木松年によって描かれたものであるが、傷みがひどかったため、現在は1997(平成9)年、加山又造により描かれたものにかえられ、毎年2月に大方丈にて一般公開している。 |
天龍寺の裏手には見事な竹林の道があります。 |