◆渡月橋(京都市)◆
(とげつきょう)
(2012年2月11日(土)撮影)
桜と紅葉の名所として知られる観光地嵐山の桂川に架かる橋。ちなみに、この橋の上流部が保津川(大堰川)、下流部が桂川にわかれるが、あくまでも通例上であり、行政上の表記は桂川に統一されている。
承和年間(834年〜848年)に僧、道昌が架橋したのが始まりとされ、現在の位置には後年に嵐山の豪商で桂川の開削を行った角倉了以(1554年〜1614年)が架けたとされる。現在の橋は1934(昭和9)年に完成した。橋桁と橋脚はコンクリート製であるが、欄干は周囲と調和するように木造となっている。
渡月橋の名前の由来は、亀山上皇(1249〜1305)が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことからである。
渡月橋(1)
渡月橋(2)
欄干。写真右側が上流部で、ここから上流部が「大堰川」と呼び名が変わります。
上流部方向。平安時代から貴族の別荘地として栄えた嵐山。山々がせり出して、春は桜、秋は紅葉が全山を覆う絶景が見られます。
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