10t貨車移動機
(岩手県紫波郡紫波町城山公園内に静態保存)

◆2010年8月1日(日)撮影
<概要>wikipediaより
 貨車移動機(かしゃいどうき)とは日本国有鉄道(国鉄)が開発・使用した、駅構内の貨物側線などで貨車の入換作業をするための機械のことである。入換動車(いれかえどうしゃ)ともいう。
国鉄で機関車を使用せず人力などで行なわれていた小規模な入換作業を機械化すべく、1950年代前半に開発が開始され、1950年代中盤以降、量産されて貨物取り扱いのある国鉄の主要駅に配置されて使用された。

 現在も日本貨物鉄道(JR貨物)が使用しているが、貨物輸送形態の変化と貨物取扱駅の減少により、使用される両数は国鉄時代に比べ極めて少なくなっている。また国鉄・JR以外では日本通運などの所有する類型機も「貨車移動機」と呼ばれることがある。

 実用されたものは小型内燃機関車の形態であるが、車籍のない「機械」という扱いなので正式な鉄道車両ではない。また、このため最高速度も制限されている。

 前述したとおり鉄道車両ではないため本線上の走行は通常行なわず、検査などで移動の必要がある時は貨車による鉄道輸送か、トレーラートラックに積載されて道路輸送が利用される。
城山公園敷地内にある車両は、平成元年3月に日本国有鉄道清算事業団から無償で払下を受けたもの。

左から、10t貨車移動機、5000系(ヨ14228、ヨ14451、ヨ14476)

貨車移動機内部。室内に残っていた名板から、協三工業株式会社が昭和52年に製造したものとわかります。

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