JR西日本285系電車(サンライズ瀬戸・出雲)


<概要>
【サンライズ瀬戸】
 サンライズ瀬戸(サンライズせと)は、東京駅〜高松駅間を東海道本線・山陽本線・宇野線・本四備讃線(瀬戸大橋線)・予讃線を経由して運行している寝台特急列車である。
 「サンライズ瀬戸」は、1998(平成10)年7月10日に、それまで24系25形客車によって東京駅〜高松駅間で一往復運転していた寝台特急「瀬戸」を、新たに製造した285系電車に置き換えて運転を開始した列車である。「瀬戸」では全区間単独運転であったが、東京駅〜岡山駅間は同じく寝台特急「出雲」から置き換えられた「サンライズ出雲」とともに併結運転されるようになった。

 2019(令和元)年現在、東海道本線を全線走破し、なおかつJR4社(東日本・東海・西日本・四国)の区間を跨いで運行する唯一の旅客列車である。

 2015(平成27)年3月ダイヤ改正前より日本語と英語の二か国語で車内自動放送が行われている。JR西日本の在来線特急列車としては本列車と「はるか」、「サンライズ出雲」、「サンダーバード」の一部でのみ行っており、寝台特急列車への導入はカシオペアに次いで二例目である。

 2016(平成28)年3月21日(到着)をもって臨時寝台特急「カシオペア」が運行終了、翌22日(到着)をもって急行「はまなす」が最終運行となったため、同月23日以降は「サンライズ出雲」と共にJR線を走行する唯一、定期運行を行う寝台特急列車でかつ、夜行旅客列車となった。
(Wikipediaより)

【サンライズ出雲】
 サンライズ出雲(サンライズいずも)は、東京駅〜出雲市駅間を、東海道本線・山陽本線・伯備線・山陰本線を経由して運行している寝台特別急行列車である。
「サンライズ出雲」は、1998(平成10)年7月にそれまで14系客車(いわゆるブルートレイン)によって運転されていた寝台特急「出雲」2・3号を、新たに製造した285系電車に置き換える形で運転を開始した。「出雲2・3号」時代は全区間単独運転であったが、東京〜岡山間は同じく寝台特急「瀬戸」から置き換えられた「サンライズ瀬戸」とともに併結運転されるようになった。

 「サンライズ瀬戸」運行開始後も2006(平成18)年3月17日(始発駅発車日)までは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両で運行する「出雲」(旧1・4号。鳥取駅経由)がもう1系統として継続して運転されていたが、利用客が低迷し車両の老朽化も進んだため、同日をもって廃止された。鳥取県は廃止に対し、県庁所在地である鳥取駅から東京駅へ直通する列車の消滅を理由に最後まで反対した。鳥取県内で寝台列車が停車するのは、唯一「サンライズ出雲」の米子駅のみとなっている。

 また、東海道本線全線にわたって運行される唯一の定期旅客列車でもある。

 2016(平成28)年3月21日(到着)をもって臨時寝台特急「カシオペア」が運行終了、翌22日(到着)をもって急行「はまなす」が最終運行となったため、3月23日以降「サンライズ瀬戸」とともにJR線を走行する唯一、定期運行を行う寝台特急列車でかつ、夜行列車となった。

 2015(平成27)年3月ダイヤ改正前より日本語と英語の二か国語で車内自動放送が行われている。JR西日本の在来線特急列車としては本列車と「はるか」、「サンライズ瀬戸」、「サンダーバード」の一部でのみ行っており、寝台特急列車への導入はカシオペアに次いで二例目である。
(Wikipediaより)
 今回の鳥取旅行では、行き(10月11日(金))は東京〜姫路間をサンライズ瀬戸、帰り(10月14日(月))は姫路〜東京間をサンライズ出雲のともに個室B寝台「シングル」で予約しました。もともと平日でもなかなか切符の取れない人気のある列車な上に、三連休ということもあって、更に確保が困難になる事が予想されたため、予約開始の1ヶ月前の10時打ちをするために2時間前からみどりの窓口に並びながらという苦労しながらようやく確保しました。
 しかし当日になり、折しも史上最強クラスの台風19号接近により、行きのサンライズ瀬戸が計画運休となり、帰りのみの乗車となりました。
 その帰りの列車では、始発駅出発直後早々にシャワーカードがすぐに売り切れると思いシャワーをあきらめていましたが、手に入れることができシャワーも浴びることができました。過去に寝台特急に乗った経験から、車内の走行音や揺れで熟睡できないかなと思いましたが、結果としては熟睡できましたので良かったです。

特急券・B寝台券

サンライズ瀬戸・出雲時刻表
(JTB小さな時刻表2019春号より一部引用)

姫路駅ホーム上にあるサンライズ瀬戸の号車乗降口を示す標識。

こちらはサンライズ出雲の号車乗降口を示す標識。

ホーム上の電光案内板にサンライズの表記が出てきましたので、まもなく乗車です。

サンライズの到着です。これから乗り込みます。

今回は「サンライズ出雲」の乗車です。

「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の車両はローテーションで交互に運用しているので、内装などの設備や構成は全くの同一です。

今回はB寝台個室「シングル」です。車両中央に通路が通され、左右に部屋が配置されています。

部屋の前です。中央にあるのはボタン式の鍵です。

B寝台個室「シングル」室内です。コンパクトにまとめられた室内は思ったよりも圧迫感を感じさせない作りになっています。

ベッドの足下にはちょっとしたテーブルがありますので、食事や読書に使えます。

部屋の外側にある鍵の操作方法が書かれています。4つの好きな番号を組み合わせて最後に「#」を押すと鍵がかかります。鍵を開ける時は先ほどの数字を打ち込みます。

部屋の内側にあるレバー式の鍵です。ちゃんと鍵をかけていないと、外から不意に開けられる危険性があるので注意。

部屋内部の枕元にあるパネルです。SOSボタン、NHK-FM、室内灯のスイッチ、エアコンのスイッチと目覚まし機能付きの時計などがあります。

足下の通路側には電源コンセントがありますので、スマートフォンの充電などが使えます。あと、テーブルの上には紙コップが置かれています。

シャワー室は3号車と10号車にあります。まずはシャワーカード(320円)を購入する必要がありますが、枚数が限られているので、始発駅ですぐに購入しないと売り切れることが多いそうです。私は途中駅の姫路駅での乗車でしたので最初からあきらめていましたが、運良く購入できました。

これがシャワーカードです。

シャワー室には先客がいましたので、シャワー室と併設しているラウンジで車窓を眺めながら待つことにしました。すでに深夜の0時を過ぎていましたので、ラウンジには誰もいませんでした。

寝台列車からの車窓の眺めも、今ではこのサンライズ瀬戸・出雲でしか見ることができなくなりました。

3号車と10号車には、シャワー室やラウンジのほか、自動販売機も設置されています。

ようやくシャワー室を使うことができました。

脱衣場所とシャワールームとに分かれています。広さはそれぞれ大体畳半分くらいです。

脱衣場所にはドライヤーとシャワーカードの差し込み口があります。あと使用後にシャワールームを圧縮空気と水とで洗浄するボタンがあります。

シャワーカードを差し込んでシャワーを浴びることにします。

シャワールーム内部です。シャワーのお湯が出る時間は6分で、ストップボタンを押すとお湯は止まりますので、適時調整します。シャワーカードは一回抜いてしまうと、残り時間があっても無効になってしまうので、たとえば、夜にシャワーを使って、早朝にまた使うということができません。なお、リンスインシャンプーとボディーソープはありますが、タオルなどはありません。タオルは昔、車内販売していたそうですが、現在はありませんので、乗車前に準備する必要があります。

ウィスキーボトルを持参していたんですが、シャワーを浴びて一気に疲れが出てしまった上に、車内の揺れで悪酔いしそうでしたのでやめました。

洗面所です。予想よりもきれいでした。

トイレも案外綺麗でした。

朝起きると神奈川県付近を走行していました。川には台風19号の影響が残されていました。

東京駅に到着。

サンライズ瀬戸とサンライズ出雲の連結部。車内で行き来出来るようになっています。

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