8620形78653蒸気機関車
JR五能線ウェスパ椿山駅そばにて静態保存

◆2012年9月29日(土)撮影
8620形蒸気機関車
 8620形は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が製造した、日本で初めて本格的に量産された国産旅客列車牽引用テンダー式蒸気機関車。「ハチロク」と愛称され、国鉄蒸気機関車の末期まで全国で使用された。明治末期に急行列車用として各国から輸入された8700形・8800形・8850形などを参考に、日本の蒸気機関車国産化技術の確立を目的として設計、製造された。当時としても、あえて最高の性能を狙わずに、汎用性を追求し、将来輸送量が増加した際には地方線区に転用することを考慮して設計された。大正時代の標準型として1914(大正3)年から1929(昭和4)年の間に672両(8620〜88651。ただし、百位への繰り上がりは万位に表示され、数字的には連続していない。)が製造された。
 最初は東海道本線、山陽本線などの幹線を中心に配置されたが、より高性能な形式が投入されるにつれて幹線からローカル線へと活躍の場を移していき、最後は地方線の客車、貨物または入換用として1974(昭和49)年まで使用された。その後JR九州で1両(58654号機)動態保存され、「SLあそBOY」として運用されていたが、2005(平成17)年老朽化のため運転を停止した。

wikipediaを一部引用

履歴
1924(大正13)年10月 日立製作所笠戸工場
1939(昭和14)年4月 常陸大子機関区
1960(昭和35)年1月 佐倉機関区
1970(昭和45)年4月 水戸機関区で廃車

1970(昭和45)年9月 茨城県日立市「神峯公園に保存
2006(平成18)年7月 青森県ウエスパ椿山に移管保存

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