9625蒸気機関車 (案内板より) この機関車は、当時の国鉄より昭和51年(1976年)に宮古市に寄贈された蒸気機関車です。 大正3年(1914年)川崎造船所兵庫分工場で造られ、急行貨物列車として東北本線で活躍しました。 9625という番号は、9600型蒸気機関車の25番目に製造されたことを表しています。 最後は青森機関区に配置され昭和47年に運転を終えました。 その間の走行距離は2,750,671kmで地球を70周したことになります。 昭和51年に磯鶏駅でボイラー・車輪・炭水車と3つに分け、トレーラーで運び現在の場所で組み立てられました。 (Wikipediaより) 9600形は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が1913(大正2)から製造した、日本で初めての本格的な国産貨物列車牽引用のテンダー式蒸気機関車である。「キューロク」、「クンロク」と愛称され、四国を除く日本全国で長く使用された。国鉄において最後まで稼動した蒸気機関車ともなった、長命な形式である。製造は1913(大正2)年から1941(昭和16)年まで行われ、総製造数は828両である。 最後まで運用されていたのは室蘭本線追分駅近くにあった追分機関区の入換用に使用されていた39679、49648、79602の3両で、1976(昭和51)年3月2日に最終仕業となった。 実働63年、最初の国産蒸気機関車として登場し蒸気機関車の終焉を見届けた最も長命な蒸気機関車であった。 長命であった理由としては、使い勝手の良さ、レールへの粘着力、列車の牽引力において決定的な代替能力を有する機関車がなかなか開発されなかったためであるという。 諸データ 全長:16563mm 全高:3813mm 軌間:1067mm 軸配置:2-8-0(1D)(コンソリデーション) 動輪直径:1250mm 弁装置:ワルシャート式 シリンダー(直径×行程):508mm×610mm ボイラー圧力:12.7kg/cm² 火格子面積:2.32m² 全伝熱面積:153.6m² 過熱伝熱面積:35.2m² 全蒸発伝熱面積 煙管蒸発伝熱面積:108.4m² 火室蒸発伝熱面積:10.0m² ボイラー水容量:5.2m³ 大煙管(直径×長さ×数):133mm×4039mm×22本 小煙管(直径×長さ×数):51mm×4039mm×126本 機関車運転重量 59.82t 動輪軸重(最大):52.73t 炭水車重量(運転整備):34.50t(水タンク容量:13.00m³、燃料積載量:6.00t) 機関車性能 シリンダ引張力:12.7 tf 粘着引張力 動輪周馬力870ps 配属区所 1914年:製造・東京局配属 1933年:酒田配属 1955年:青森配属 1973年:廃車 |