寝台特急「あけぼの」乗車記(1)
B寝台【個室】、B寝台【客車二段式】ゴロンとシート

◆2012年5月4日(金)〜5月5日(土)撮影

(2012年現在の寝台特急「あけぼの」発着時刻)

上野 21:15
大宮 21:40 八郎潟 7:11
高崎 22:48 森岳 7:34
村上 3:20 東能代 7:52
あつみ温泉 4:08 二ツ井 8:07
鶴岡 4:34 鷹ノ巣 8:19
4:37 大館 8:36
余目 4:51 8:37
酒田 5:04 碇ヶ関 8:58
5:06 大鰐温泉 9:06
遊佐 5:17 弘前 9:18
象潟 5:41 新青森 9:49
仁賀保 5:52 青森 9:56
羽後本荘 6:07
秋田 6:44
6:46
5月のゴールデンウィークの東京旅行の帰りに乗り込みました。寝台特急には9年前に寝台特急「北斗星」に初めて乗って以来でしたが、ブルートレイン全盛期の昔の雰囲気を残す寝台特急には乗ったことがありませんでした。実は2月に定期運行中止が決まった寝台特急「日本海」に乗車予定でしたが、冬特有の大雪に見舞われて運休となり幻となってしまいました。ここ数年で寝台特急もあちこちで廃止になってしまって、乗るなら今しかないと思い、半ば無理矢理に乗ったわけです。

今回は、
上野→(あけぼの乗車)→秋田→(新幹線「こまち」乗車)→盛岡
という行程でした。
電気機関車
かつてはEF81による全行程牽引だったものが、2009(平成21)年3月14日より下記のとおり長岡で機関車の交換を行っている。
EF64形電気機関車(上野〜長岡間)
EF81形電気機関車(長岡〜青森間)

理由としてはEF81の老朽化により定時運転が困難となり、急峻な路線である上越線に特化したEF64を使用することで定時運転を確保しようとしたらしいです。

EF64形電気機関車(2012年5月4日(金)上野駅にて撮影)

EF64形電気機関車(2012年5月4日(金)上野駅にて撮影)

EF81形電気機関車(2012年5月5日(土)秋田駅にて撮影)
客車

2号車(B寝台【客車二段式】)(左)

1号車(レディースゴロンとシート)(右)

3号車(B寝台【客車二段式】)(左)

2号車(B寝台【客車二段式】)(右)

4号車(B寝台【客車二段式】)(左)

3号車(B寝台【客車二段式】)(右)

5号車(B寝台1人用個室【ソロ】)(左)

4号車(B寝台【客車二段式】)(右)

6号車(B寝台1人用個室【ソロ】)(左)

5号車(B寝台1人用個室【ソロ】)(右)

7号車(A寝台個室【ロイヤルDX】)(左)

6号車(B寝台1人用個室【ソロ】)(右)

8号車(ゴロンとシート)(左)

7号車(A寝台個室【ロイヤルDX】)(右)

電源車(左)

8号車(ゴロンとシート)(右)

最後尾

1号車にあるレディースゴロンとシートのロゴマーク

8号車にあるゴロンとシートのロゴマーク

方向幕
車内について
B寝台【客車二段式】
2段ベッドが隣り合わせに配置されて一区画を構成し、4人使用だと個室にすることが可能な造りになっています。

上段。上段から車窓を眺めることが出来ません。

下段には窓がありますので、車窓の楽しむことが可能です。

枕とシーツと毛布などがおいてあります。

通路は車体右、寝台は車体左にあります。
B寝台個室【ソロ】
1階と2階に構成されています

車外から撮影。上の窓が今回使った2階で、下の窓が1階です。

通路の左右に部屋が並んでいます。

今回は2階です。

施錠はテンキー式の電子ロックになっています。

2階の室内はこんな感じで、立つことが出来ません。また手前にある玄関部分は寝台をセットすると隠れてしまいますので、外に出るときは寝台を一度戻さないとダメです。

シーツと枕は自分でセットします。

寝台セットの仕方が掲示されていました。

窓は、上に湾曲した形になっていますので、寝転がりながら空を眺めることも出来ます。

ちなみに1階の部屋はこういう感じでした。2階に比べて、寝台を解体しなくても外に出られないという利点がありますが、車窓に少々の難があるようです。
ゴロンとシート

基本的にはB寝台と同じですが、毛布やシーツ類などの寝具類が省略されています。ただ寝台券が必要なく、乗車券と指定席特急券のみで割安となっていて人気があります。

今では懐かしいものとなってしまった冷水器。昔の客車牽引列車には普通にありました。

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