C11形蒸気機関車 C11形蒸気機関車は日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造した、動輪3軸に先輪1軸・従輪2軸(1C2)という軸配置を持つ、過熱式のタンク式蒸気機関車である。 1932(昭和7)年から1947(昭和22)年までの16年間に381両が汽車製造会社、川崎車輛、日立製作所、日本車輌製造の各社により生産された。 この機関車が設計されたころから溶接による製造が可能になり、重量も軽く小型となりC10形よりすっきりした車体となり使用できる線区が広がり重宝された。国鉄時代は客貨両用に使用され、日本全国で昭和50(1975)年まで活躍した。 現在でもJR北海道、JR東日本、真岡鉄道、大井川鉄道などで運転が行われており、人気を博している。 ==========(以下、現地案内板等より)========== C11型167号機関車の沿革 この形式の蒸気機関車は、3動輪をもつタンク機関車で昭和7年に第1号車が誕生した。 その後全国で381両が製造され、その内の167番目の機関車であります。昭和15年10月16日汽車会社で製造され大湊機関区に配属となり昭和49年7月廃車になるまでに野辺地〜大湊〜大畑間を旅客車及び貨車を連結して延べ1,286,206キロメートルを走り地球を約32回まわりつづけたことになります。 長さ12.65メートル、巾2.94メートル、高さ3.90メートル、重量55トン、出力783馬力です。 このC11型167号機の偉大な業績を顕彰し、併せて東北本線全通90周年を記念し国鉄から貸与されたものです。 昭和56年9月1日 青森市 車歴 1940-10-19 汽車製造会社大阪工場 製番1932 仙台局配属 1955-8-1現在 大湊 1962-3現在 尻内(大湊支区?) 1964-4-1現在 大湊 1973-9廃車 大湊 (レイル・マガジン2008年9月号付録「機関車表」沖田佑作氏編より引用) |