C11形蒸気機関車 C11形蒸気機関車は日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造した、動輪3軸に先輪1軸・従輪2軸(1C2)という軸配置を持つ、過熱式のタンク式蒸気機関車である。 1932(昭和7)年から1947(昭和22)年までの16年間に381両が汽車製造会社、川崎車輛、日立製作所、日本車輌製造の各社により生産された。 この機関車が設計されたころから溶接による製造が可能になり、重量も軽く小型となりC10形よりすっきりした車体となり使用できる線区が広がり重宝された。国鉄時代は客貨両用に使用され、日本全国で昭和50(1975)年まで活躍した。 現在でもJR北海道、JR東日本、真岡鉄道、大井川鉄道などで運転が行われており、人気を博している。 ==========(以下、現地案内板等より)========== 展示機関車の沿革と概要 この蒸気機関車は、昭和二十一年十二月誕生し、翌二十二年一月に小牛田機関区に配置されました。 そして、四十八年六月廃車されるまで二十六年六ヵ月、ずっと小牛田機関区に所属し、主として石巻線を走って旅客、貨物の輸送にあたりました。 この間に走った距離は百十三万二千三百五十五キロメートル地球を二十八回あまり回ったことになります。 町では、この小牛田育ちの機関車をぜひ長く保存したいと考え、日本国有鉄道から貸与をうけ、四十八年十二月十一日この場所に運搬、展示したものです。 形式 C11367 長さ 12.650メートル 幅 2.936メートル 高さ 3.940メートル 重さ 55トン 馬力 610馬力 最高速度 時速85キロメートル 製造年月日 昭和21年12月21日 製造会社 日本車輌株式会社 小牛田町 |