C11 372蒸気機関車
秋田県北秋田市米代児童公園に静態保存

◆2018年11月24日(土)撮影
C11形蒸気機関車
 C11形蒸気機関車は日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造した、動輪3軸に先輪1軸・従輪2軸(1C2)という軸配置を持つ、過熱式のタンク式蒸気機関車である。
 1932(昭和7)年から1947(昭和22)年までの16年間に381両が汽車製造会社、川崎車輛、日立製作所、日本車輌製造の各社により生産された。
 この機関車が設計されたころから溶接による製造が可能になり、重量も軽く小型となりC10形よりすっきりした車体となり使用できる線区が広がり重宝された。国鉄時代は客貨両用に使用され、日本全国で昭和50(1975)年まで活躍した。
 現在でもJR北海道、JR東日本、真岡鉄道、大井川鉄道などで運転が行われており、人気を博している。

==========(以下、現地案内板等より)==========
全長 12,650mm
巾 2,830mm
高さ 3,900mm
積重量 65.85t
積換算 6.50t
空重量 51.69t
空換算 5.00t
先輪直径 860mm
動輪直径 1,520mm
走行距離 111万109.9km

 このC11 372は、1974(昭和49)年10月 鷹巣ロータリークラブ創立10周年記念事業として、当時の国鉄のご厚意と町当局のご理解を得て、ここ米代児童公園に搬入・設置されました。
 C11型は、旧国鉄が貨客用、近中距離小単位の牽引用として1947年まで381両製造されたもので、372号は1947年1月31日 日本車輌株式会社で誕生、同日小牛田機関区に新配置、東北地方を走り回り、阿仁合線を最後に1974年3月31日引退しました。
 設置以後、数回の塗装をしましたが、長年にわたる風雨で外装が著しく錆び、破損も著しいことから創立40年記念事業の一環として、鷹巣建築塗装組合のご協力と町当局のご支援を得て全面的な化粧直し工事を実施しました。
 C11の雄姿をここにとどめ、鷹巣町の町勢伸展と青少年の健全育成に資することを願うものであります。
2004年6月・創立40周年記念事業
鷹巣ロータリークラブ

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