C51は1919(大正8)年から1928(昭和3)年にかけて289輛製造された初の量産国産旅客用蒸気機関車である。当時としては世界最大級の1,750mmの大動輪を持ち、全長も20mを越え、「蒸気機関車中の蒸気機関車」としての名が高い形式です。1920年代から1930年代には主要幹線の主力機関車として用いられ、1930年から1934年まで超特急「燕」の東京〜名古屋間牽引機を務めたことは有名である。また、239号機は僚機236号機とともにお召し列車の専用機関車に指定されており、1928(昭和3)年11月の昭和天皇のご大礼から1953(昭和28)年5月の千葉県下植樹祭までに牽引回数104回という大記録を打ち立て、昭和時代後半のEF58 61号機に匹敵する存在であった。 しかし、幹線特急用としてはC53形などの新型機の登場によって、次第に第一線から離れ、地方路線で活躍するようになった。晩年には各部を大幅に改造され、原形を留めるものが少なくなり、中でもストレート煙突、ボックス動輪化、C57のキャブに交換されたものは人気がなかった。さらに動力近代化が開始されると老朽化の著しいC51は早々に廃車が進められ、昭和41年(1966年)に251号機の地方路線での運転を最後に運用を退き、同年2月に廃車処分された。現在は5,44,85,239の4輛しか保存されていない。 諸元(wikipediaより)
●現存機一覧 5号機 青梅鉄道公園→鉄道博物館 44号機 秋田総合車両センター(カットモデル) 85号機 鹿児島総合車両所(カットモデル) 239号機 お召機、梅小路蒸気機関車館 ●C51 5車歴 製造: 浜松工場 No.5 使用開始: 1920年1月24日 神戸局 18904 配置: 1920年3月6日 神戸局 改番: 1928年10月1日 C515 配置: 1933年4月1日 姫路 配置: 1941年4月1日 梅小路 配置: 1955年4月1日 奈良 配置: 1961年4月1日 伊勢 廃車: 1962年2月28日 奈良 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||