D51形蒸気機関車 D51形蒸気機関車は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計製造した、単式2気筒で過熱式のテンダー式蒸気機関車である。主に貨物輸送のために用いられ、太平洋戦争中に大量生産されたこともあって、その所属両数は総数1,115両に達しており、ディーゼル機関車や電気機関車などを含めた日本の機関車1形式の両数では最大を記録した。 「デゴイチ」(「デコイチ」とも)の愛称は有名で、日本の蒸気機関車の代名詞にもなった。 本車両は、1937(昭和12)年9月に日立製作所で製作された初期型で、38年間に317万km(地球を約79週)を走りました。 1975(昭和50)年12月24日、国鉄最後のSLとして北海道室蘭本線を走り現役を引退しました。 諸データ(D51 101以降の標準型) 全長 19,730mm 全高 3,980mm 軌間 1,067mm 車輪配置 2-8-2(1D1) - ミカド 動輪直径 1400mm シリンダー(直径×行程) 550mm×660mm ボイラー圧力 15kg/cm2 火格子面積 3.27m2 全伝熱面積 168.8m2 付熱全面積 221.5m2 過熱伝熱面積 41.4m2 ボイラー水容量 6.0m3 機関車運転重量 78.37t 動輪軸重(最大) 14.30t 炭水車重量 47.40t 機関車性能: 動輪周馬力 1,280PS |
国鉄20系客車(こくてつ20けいきゃくしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1958(昭和33)年に開発した寝台特急列車用客車である。 青一色に統一された外観はデザイン的にも優れ、以後の客車寝台特急も含めて「ブルートレイン」と呼ばれる起源となった。 1958年10月から、東京〜博多間特急「あさかぜ」に投入され、運行を開始した。1986(昭和61)年11月に定期運用を終え、1998(平成10)年までに全車廃車となった。 最初に投入された列車にちなみ「あさかぜ形客車」と呼ばれ、その設備の優秀さから登場当時は「走るホテル」とも評された。 ここにあるのは、ナハネ20(三等寝台(二等寝台→B寝台)車)352,355,363の3両である。 |