国鉄ED71形電気機関車

◆2011年11月27日(日)撮影
JR東北本線・船岡駅「駅前緑地」にて静態保存
 ED71は、東北本線黒磯以北の交流電化にあたって開発された形式である。1959(昭和34)年から製造が開始され、1963(昭和38)年までに55両が製造された。冬期のエキサイトロン凍結防止から、盛岡以南の運用が主だったものの、東北本線の主力機関車として、寝台特急「はくつる」の黒磯〜小牛田間の牽引などを行った。1970年代には後継のED75形の大量投入によって二線級になり、機器の老朽化も相まって1977年より廃車が始まった。末期は黒磯〜福島間を中心とする朝夕の旅客列車牽引や、D形交流機最大の出力を生かし、福島〜白石間上下貨物列車、福島〜金谷川間上り貨物列車の補機運用などに充当されたが、東北新幹線の開業と貨物列車の削減によりED75形の運用に余裕が生じたことから、1982(昭和57)年に全車廃車となった。

(案内板より)
車号:E71 37号車
製作月日:昭和36年3月5日
製作メーカー:日立製作所
走行キロ:21,856,822km(地球約546周)
運用範囲:東北本線:黒磯〜小牛田間
配属区:福島機関区
誕生からの経緯:
本機は、昭和34年から交流電気機関車として初めて本格的に量産されたE71形式の37号機であり、東北本線(黒磯以北)の50Hz交流電化用として製作された。
同形式は昭和38年までに52両製作され、いずれも福島機関区配属となって東北本線の客貨車を牽引し、幹線輸送に大きく貢献すると共に交流機の基礎として他形式の製作に著しく寄与し、昭和57年11月のダイヤ改正において約20年の歴史に終止符を打った。
昭和59年4月 柴田町長 (省略)

風雨にさらされ、あまり良い状態とは言えません。

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