<概要> 営団07系電車(えいだん07けいでんしゃ)は、帝都高速度交通営団(営団)が設計・製造した通勤形電車である。2004年(平成16年)4月の営団民営化にともない、東京地下鉄(東京メトロ)に継承された。 有楽町線において1993(平成5)年3月に実施されるダイヤ改正時の輸送力増強用として10両編成2本が川崎重工業にて製造され、同年3月18日に営業運転を開始した。その後、1994(平成6)年12月7日の小竹向原駅〜新線池袋駅間開業および西武有楽町線新桜台駅〜練馬駅間延伸に伴う増発用として、10両編成4本が日本車輌製造で追加製造された。 設計にあたっては「Gentle & Mild」をメインテーマとし、列車に関わる全ての人と環境にやさしくあるよう設計した。人とは「乗客・乗務員・検修員・製造作業員」を、環境とは「車内居住環境(音・光・空調など)、社会環境(振動・騒音・リサイクル)」のことを表している。これは、21世紀を目指した車両は「人と環境に心を配り、おだやかで上品であること」を必要としたためである。このメインテーマを元にして、外観・内装・機器などを一貫した設計を実施した。同時期に落成した千代田線用の06系とは共通の設計であり、メインテーマ・デザインコンセプトも共通としている。 この頃は営団各線で旧世代系列の車両交代が盛んだったため、これら06・07系と類似の仕様(総柄入り座席モケット、座席横のモケット付手すり、VVVFインバータ制御、モノリンク式ボルスタレス台車など)を搭載した0x系シリーズの新車が他の営団線にも大量に投入された。 製造費用は1次車で1編成あたり14億1,099万2,000円、2次車で1編成あたり14億1,980万1,000円である。 (Wikipediaより) |
営団07系電車 (2023年12月28日(木) 東西線南砂駅にて撮影) |
営団07系電車 (2023年12月28日(木) 東西線南砂駅にて撮影) |