寝台特急「日本海」
(2012年3月16日で定期運用を終了)

◆2012年2月22日(水)撮影(青森駅)
寝台特急「日本海」は、西日本旅客鉄道(JR西日本)と東日本旅客鉄道(JR東日本)が大阪駅〜青森駅間を東海道本線・湖西線・北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線(日本海縦貫線)経由で運行する寝台特別急行列車である。
長らく、京阪神地方と東北地方を結ぶ列車として活躍したが、列車の老朽化と利用客の減少のため、2012(平成24)年3月16日で定期運行が終了されることになっている。その後は、多客期を中心にB寝台のみで臨時列車となった。しかし2013(平成25)年1月の臨時列車以降の設定が成されておらず公式発表もないが、七尾線直通以外では北陸新幹線の並行在来線となる第三セクター区間では原則的にJR西日本の特急設定をしない報道もあり、事実上の廃止といえる。

この列車の歴史は、1947(昭和22)年7月に大阪〜青森間で運転を開始した急行列車に、1950(昭和25)年11月に「日本海」の愛称が付けられたことに始まる。そしてこの急行列車は1968(昭和43)年10月に特急列車化された。1988(昭和63)年の青函トンネル開通に伴い、一部を函館発着として運転し、2008(平成20)年3月に青森発着に戻された。


定期運行終了直前の時刻表
(JTB時刻表2011年12月号p.142より一部加工の上、部分引用)

昨日の夜から今日は雪が降っていませんでしたので、先頭の機関車には雪が付着していませんでした。

先頭の電気機関車の次に連結されていた電源車。機関車が切り離されたあとです。

青森駅連絡通路より撮影。このディーゼル機関車は、車庫へ運送するための構内用のもの。
車両一覧。
7,8号車は連結しない日もあるそうで、この日は連結されていませんでした。

10号車(A寝台)

9号車(B寝台)

6号車(B寝台)

5号車(B寝台)

4号車(B寝台)

3号車(B寝台)

2号車(B寝台)

1号車(B寝台)

寝台特急「日本海」走行音。
wmvファイル(約17MB)
Firefoxでの視聴の場合、プラグインが必要になります。詳しくはこちら(別窓で表示)を参照。
ブルートレイン日本海(列車ホテル)
2013(平成25)年11月14日に、2014年夏に開業予定の列車ホテル用途として、JR東日本が当列車に使用していた寝台車3両かつて「日本海」や「あけぼの」で使用されていたA寝台1両(オロネ24 5)とB寝台2両(オハネ25 151+オハネフ25 121)を青森車両センターから輸送・購入し、特定非営利活動法人 (NPO) から岩手県岩泉町に寄贈することが報道される。 2014年7月28日にブルートレイン日本海オープニングセレモニー開催。オープンとなる。
(2018年12月1日(土)撮影)

道の駅「いわいずみ」に隣接した「ふれあいらんど岩泉」にブルートレイン日本海があります。

左からオロネ24 5(A寝台)、オハネ25 151(B寝台)、オハネフ25 121(B寝台)。

B寝台の内部。平成30年度の営業期間は4月1日〜11月30日までとなっており、訪問時は営業が終了されていました。

TOP旅の記録鉄道車両のページ>寝台特急「日本海」