仙台市電保存館(宮城県仙台市)

<概要>
 仙台市交通局高速鉄道部(地下鉄南北線)富沢車両基地内にある保存館。
 1926(大正15)年11月25日〜1976(昭和51)年3月31日まで営業した仙台市電の姿を未来に伝えるための施設として、1991(平成3)年4月25日に開館。
 市電車両(3両)、モーター、台車などが展示されている。

仙台市交通局HPより)
保存車両
1号車(モハI型)
1926(大正15)年9月に川崎造船所で新造された木造四輪単車。1926(大正15)年11月25日の市電創業の時から約40年にわたり、仙台市民の足として大いに活躍しました。1976(昭和51)年の市電廃止時には創業当時の姿に修復されてお別れ運転を行いました。

・定員:40人(内座席18人)
・最大寸法:7,924mm(長)×2,200mm(幅)×3,518mm(高)
・自重:7.63t
・速度:28.2km/h
・製造価格:9,450円
保存車両
123号車(モハ100型)
100型は仙台市電では最初の大型車。123号車は1953(昭和28)年3月に新潟鉄工場で新造された半鋼製二軸ボギー車で、市電廃止まで長く主力電車として活躍しました。

・定員:84人(内座席28人)
・最大寸法:11,400mm(長)×2,174mm(幅)×3,665mm(高)
・自重:14.0t
・速度:21.0km/h
・製造価格:700万円
保存車両
415号車(モハ400型)
1963(昭和38)年4月に日本車両製造所で製作された全鋼製二軸ボギー車。仙台市電最後の新造車で、市電廃止まで活躍しました。軽量化と自動車部品を取り入れて保守性の向上を図っていました。

・定員:84人(内座席28人)
・最大寸法:11,900mm(長)×2,200mm(幅)×3,725mm(高)
・自重:13.7t
・速度:23.8km/h
・製造価格:895万円
その他

2階から眺めることが出来ます。ちなみに一部にはレールが使用されています。

仙台市電で使われたレールかと思ったのですが、残念ながら1990年製のレールでした。

2階からの眺め。手前が123号車、左奥が1号車、右奥が415号車。

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