<概要> この列車は、東京急行電鉄より1000系を譲り受け、2008(平成20)年8月1日に運用開始されたものである。 もともとの東京急行電鉄1000系は、1988(昭和63)年12月26日に営業運転を開始した東京急行電鉄の通勤形電車である。 9000系の設計を基本にして開発された18m級3扉構造のステンレス車両である。9000系と車体全長・扉数・扉間の窓数は異なるが、車体構造や客用扉・窓・前面形状などは同系と共通化されている。9000系と共通の部品を使用することは、機器の共通化(予備部品数の削減など)や、乗務員の運転取扱い性の共通化、検修作業の共通化(作業性向上)などを図れるという利点がある。ただし、9000系との区別のため、前面の種別・行先表示器周りは黒色に塗装された。本系列においても9000系と同様に、より良い居住性と乗り心地、運転操作性の向上、省エネルギー化、保守性の改善を設計の基本理念としている。 本系列は、1991年(平成3年)まで東横線における帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)日比谷線への乗り入れ車両として運用されていた7000系(初代)の後継車両として同線に投入されたものと、池上線における7200系の代替を目的として投入されたものに大別され、後者は「1000N'系」とも呼称される。1988(昭和63)年から1992(平成4)年にかけ、東横線向けに8両編成8本(64両)、東横線・目蒲線兼用車として4両編成4本(16両)・池上線向けに3両編成11本(33両)の計113両が東急車輛製造で製造された。 (wikipediaより) |