JR左沢線の最上川橋梁(4連目~8連目)とフラワー長井線の最上川橋梁は、明治19年(1886年)に英国のPattent Shaft &
Axletree Co.,Ltd.で製作されたもので、供用開始当初は東海道線に架設されていた。しかし、時代の変遷とともに走行する機関車の重量が増大し、それに伴う強度不足から橋梁の架替えを行うこととなった。その際に200ftあった径間を150ftに短縮改造し、東海道線から現箇所に移設したのがJR左沢線とフラワー長井線の最上川橋梁である。 この2つの最上川橋梁は現在供用される国内最古の鉄道橋であり、錬鉄製のボーナル型ダブルワーレンド路ピントラスという現在では製造されていない材質と構造形式の橋梁である。これらは供用開始から現在に至るまで一世紀以上にわたり鉄道技術者によって保守管理されており、平成13年(2001年)にはJR左沢線の最上川橋梁で、部材連結部の摩耗に伴い弛緩した斜材の剛性を上げるアイバー短縮と呼ばれる修繕工事が行われた。 このような歴史的・構造的価値を持ち、今も鉄道技術者によって保守管理されている2つの最上川橋梁は、貴重な近代土木遺産として、平成20年(2008年)11月に土木学会選奨土木遺産に認定された。また、平成21年(2009年)2月に経済産業省から地域活性化に役立つ近代化産業遺産として認定された。 (現地案内板より) |
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1連目~3連目(羽前長崎駅側) こちらは1905(明治38)年製のプラットトレス橋で、九州から移設されたものです。 |
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2001年の修繕工事の際のもののようです。 |
橋台には「昭和34年5月1日着工、昭和35年5月8日竣功」のプレートがありました。 |
4連目~8連目(南寒河江駅側) こちらは1885(明治18)年製のダブルワーレントラス橋で、東海道線木曽川橋梁より移設。 |
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ちょうどキハ101形の列車が通過しました。 |
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橋台には由来を示す案内板がありました。 |