1915(大正4)年竣工の煉瓦造の隧道(トンネル)で、JR釜石線の前身である旧岩手軽便鉄道開業に併せて造られたトンネル。JR釜石線宮守駅から国道283号線(通称「釜石街道」)沿いを南下すると、国道107号線と合流する地点がある。そこから鱒沢駅方面に約200m東進するところにある。 1936(昭和11)年に岩手軽便鉄道が国有化され、国鉄路線と相互乗り入れが出来るように1943(昭和18)年に花巻〜柏木平間のレールの幅を変更(改軌、762mmから1067mm)したことによって、列車のサイズが大きくなったためにこの隧道が廃止されたと思われます。 大きな地図で見る |
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左が現在の鱒沢トンネルで、右が旧鱒沢隧道(トンネル) |
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内部のススは、蒸気機関車が排出する煙によるもの |
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現在は読み取ることが出来ないが、「鱒沢隧道」と書かれている。 |