(上り)乱川駅神町駅→(下り)さくらんぼ東根駅
JR奥羽本線
神町駅
(Jimmachi)

◆2015年6月20日(土)撮影
開業:1901(明治34)年8月23日

所在地:山形県東根市神町中央一丁目1-1

キロ程:106.3km(福島起点)
駅名由来

その他
2000(平成12)年頃までは、駅舎の大部分の地籍が天童市の飛地の「天童市大字乱川字西原」であったが、その後、天童市が東根市に無償譲渡した。

戦前は海軍の神町海軍航空隊基地の最寄り駅として栄えた。戦後は現在の神町駐屯地に米軍キャンプがあったとき、キャンプ内へ当駅から約3kmの専用線があった。現在でも神町~乱川間の約1kmの線路脇が広いのはその名残である。当駅にはRTO(連合軍鉄道運輸司令部事務所)が置かれたほどで大変重要な役割を果たした。現在も駅脇には広大な空き地が広がり、かつての構内の広さを偲ぶことができる。
駅舎は非常に立派で、かつての栄華を思い起こさせる。現在使われている駅への入口は駅舎に向かって右端にあるが、これよりも立派な正面玄関が駅舎の中ほどに使われずに残っている。この玄関はRTO事務所への入口で、占領下の面影を今に残す貴重な遺産である。この駅舎は木造2階建てで天井は高く、待合所中心部には大きな柱が立ち、駅舎内には出札口・簡易自動券売機がある。いまだに小荷物扱いの受付窓口が残っているが現在は小荷物の扱いは無い。外壁の二階部分には大きく「JIMMACHI STATION」という特徴的な表示があり、占領時の雰囲気を伝えている。


※参考、引用サイト:Wikipedia

駅名標(1)


駅名標(2)

駅舎(待合所)
マイクロバスの後ろにある出入り口は、RTO事務所への入り口で、右の出入り口が駅利用者用のもの。

上り(福島方面)
右側の空き地はかつての米軍キャンプに続く専用線の名残。

下り(青森方面)

駅前(1)

駅前(2)

駅舎(待合所)内(1)
出札口。かつては有人駅であったが、2006(平成18)年に無人化され、現在は封鎖されています。

駅舎(待合所)内(2)
日本の駅舎にしては珍しい吹き抜けの天井。

駅舎(待合所)内(3)
この吹き抜けは一種の威圧感を漂わせていました。

駅舎(待合所)内(4)
左側がベニヤ板で封鎖されていますが、この隣には待合室があったとのことです。しかし駅の無人化後に汚損が多発したとのことで、封鎖されました。

「JIMMACHI STATION」の駅名表記が占領時代の面影をとどめています。

現在の駅舎は1947(昭和22)年の改築。

こちらは将官用のホーム出入り口。現在は封鎖されています。日本の駅には見られない欧米風の重厚な造りです。

「福島より107km地点」を示すキロポスト。

なかなか味のある駅舎でした。

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