(上り)箸別駅(廃止)←増毛駅(廃止)→(下り)(終点)
JR留萌本線
増毛駅(廃止)
(Mashike)

※2016(平成28)年12月5日付けで留萌駅~増毛駅間 (16.7km) 廃止。

◆2016年7月15日(金)撮影
開業:1921(大正10)年11月5日

所在地:北海道増毛郡増毛町弁天町

キロ程:66.8km(深川起点)
駅名由来
アイヌ語の「マシ・ケ(カモメ・処)」に由来する。

その他
現在は1面1線の行き止まりの棒線駅で、留置線はなく、列車は行き先を変えて折り返す。折り返し時間は一部列車を除き、8分から10分程度。以前は広い構内で、貨物用側線と留萌側200メートル程の位置に転車台(機関車本体からの空気圧による半自動操作方式)が敷設されており、駅員を初めとする職員が多数詰めていた旅客・貨物の要所であった。

※参考、引用サイト:Wikipedia

駅名標

駅舎(待合所)

上り(深川方面)

下り(増毛方面)

駅前(1)

駅前(2)
増毛は、漁業で栄えた明治大正時代の古い建物が多数あり、数多くの映画やドラマのロケ地としてなっていますが、中でも故高倉健氏主演の映画「駅 STATION」(1981年製作)のロケ地として有名で、右の建物は烏丸せつこの扮するすず子が働いていた風待食堂。

この風待食堂は現在観光案内所となっています。

内部には「駅 STATION」ロケ時の写真が飾られていました。

こちらは映画公開当時に高倉健さんが起用された自動車のCMポスター。後ろの建物は増毛駅舎で、車種は三菱自動車ギャランΣ。

風待食堂全景

駅舎(待合所)内(1)

駅舎(待合所)内(2)
1990年代に無人化され、訪問時には増毛町の名産物を取り扱う土産物店が併設されています。

留萌本線終点。12月5日の留萌~増毛間の廃止により、終点が留萌になり、この車止めも自体なくなります。

左写真の反対側です。改正鉄道敷設法の別表では、日本海岸沿いに札幌駅から終点の増毛駅までの路線の計画があったため、もしかしたらこの先に線路が延びていたかもしれないです。

終点の車止めは旅愁を感じされられますので、何枚もいろんな角度で撮影しました。最初で最後の訪問となるでしょうから。

上述の高倉健さんの自動車CMポスターはこの角度から撮影されたんですね。

駅舎のひさしの下には椅子が並べられています。奥がホームです。

ホームから離れると線路には草が生えていて、ローカル線の雰囲気が出ています。

現在の駅舎の隣には何かの建物があった痕跡である土台が残されています。有人駅時代に職員が詰める部屋だったのでしょうか。

この路線の枕木は現在多用されているコンクリート製ではなく、昔ながらの木製のものが使われています。
レールには刻印があり、どこの会社製でいつ製造されたものかがわかるようになっていますが、この増毛駅のものは海風による錆のためかその刻印を確認することが出来ませんでした。このレールのつなぎ目の金具には「193?」の刻印があり1930年代?なのかどうかは不明ですが、いずれ相当な時代物だと思われます。

訪問時にちょうど列車が到着。たくさんの人が廃線間近のその姿を写真に納めていました。

駅スタンプ(1)

駅スタンプ(2)


開業当時の増毛駅(留萌駅待合室に展示されていた写真より)。

入場券(2016年6月10日発売の記念入場券より)

入場券(2016年6月10日発売の記念入場券より)

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