JR釧網本線の古レール

塘路駅(2022年4月29日(金)撮影)

こちらは「(切断))952 IIIIIIIIIIII OH」と刻印されていて、1952年12月製の国産レールと推測されます。

もう一本には「50PS <S> 1952 IIIIIIIIII(切断)」と刻印されています。左のレールと同じレールと推測されますので、1952年12月製の富士製鉄のものと推測されます。
標茶駅(2022年4月29日(金)撮影)

古レールの展示もありました。

このイリノイ社製レールは道内では発見例が少ないものだと言うことで、このレールも摩周駅で使用されていたものだそうです。

跨線橋に古レールが使用されています。

「CAMMELL・S STEEL.W.1902.SEC505」の刻印が確認出来、1901年製のイギリスチャーリーズ・キャンメル社の古レールとわかります。

「(S) No 60 B 1903」の刻印が確認でき、1903年製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「CARNEGIE 1898 ET IIII」の刻印が確認出来、1898年4月製のアメリカのカーネギー製鋼会社で製造された古レールとわかります。

「(S) No 60 B 1903」の刻印が確認でき、1903年製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) 60 A 1925」の刻印が確認でき、1925年製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。
摩周駅(2022年4月29日(金)、30日(土)撮影)

跨線橋には古レールが使用され、1890~1930年代の国内外製の雑多なレールが使用されています。
ちなみに「東釧路より70.5km地点」を示すキロポスト。

「RSW 1907 IRJ」 の刻印が確認出来、1907年製のドイツのライン製鋼所で製造された古レールとわかります。ちなみにIRJは、Imperial Rail Japanの略で、日本帝国鉄道発注を示します。

「CAMMELL STEEL.W.190? 505 H T K」の刻印が確認出来、190?年製のイギリスチャーリーズ・キャンメル社の北海道炭礦鉄道向け(H T K)に製造された古レールとわかります。

「(判別不明) WKS 1898」の刻印が確認出来、おそらくアメリカのイリノイ製鋼会社で製造された1898年製の古レールとわかります。

「BV&COLD 1902 I J R」の刻印が確認出来、イギリスのボルコウ・ボーン株式会社で製造された1902年製の古レールとわかります。

「RSW 1907 IRJ」 の刻印が確認出来、1907年製のドイツのライン製鋼所で製造された日本帝国鉄道発注古レールとわかります。

「CAMMELLS TOUGHENED (不明瞭)」の刻印が確認でき、製造年不明のイギリスのチャーリーズ=キャンメル社製の古レールとわかります。

「30 A (S) 1940 I OH」の刻印が確認でき、1940年1月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(切断) OTARU 工 <CONSTECO>  USA OH」の刻印が確認出来、製造年不明のアメリカのスチールトン社で製造された古レールとわかります。

「KRUPP 1909 XII K T K」の刻印が確認出来、1909年12月製のドイツのクルップ社で製造された古レールとわかります。「K T K」については不明です。

「(S) NO 60 A 1911 I」の刻印が確認でき、1911年1月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) 60 A 1925」の刻印が確認でき、1925年製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(判別不明) WKS 1898」の刻印が確認出来、おそらくアメリカのイリノイ製鋼会社で製造された1898年製の古レールとわかります。

「UNION 1906 I.R.J」 の刻印が確認出来、1906年製のドイツのウニオン社で製造された古レールとわかります。

「30 (S) 1934 II OH」の刻印が確認でき、1934年2月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「RSW 1907 IRJ」 の刻印が確認出来、1907年製のドイツのライン製鋼所で製造された日本帝国鉄道発注古レールとわかります。

「(S) NO 60 A 1912 II」の刻印が確認でき、1912年2月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) 60 A 192?」の刻印が確認でき、1920年代製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) 30 A 1930 IIIIIIII」の刻印が確認でき、1930年8月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。
知床斜里駅(2022年4月30日(土)撮影)

「(S) NO 60 A 1912 II」の刻印が確認でき、1912年2月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「30 A (S) 2602 IIIIIIIIII OH」の刻印が確認でき、皇紀2602(西暦1942)年10月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) 30 A 1929 IIIIIIIIII」の刻印が確認でき、1929年10月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) NO 60 A 1912 V」の刻印が確認でき、1912年5月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

「(S) NO 630 A 1912 II」の刻印が確認でき、1912年2月製の八幡製鉄所で製作された古レールとわかります。

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