開業:1899(明治32)年5月15日 所在地:福島県福島市町庭坂字狐林10 キロ程:6.9km(福島起点) |
駅名由来
庭坂は、福島市の西部に位置し、阿武隈川の支流松川が福島盆地に形成した松川扇状地上にあります。「庭」とは平原の地、また吾妻山系への「登坂」などがあることから「庭坂」と呼ばれたと言われています。 庭坂は、米沢街道の宿場町として、明治初期まで栄え、明治二十二年四月、同じ宿場町であった十キロの北西の李平(すももだいら)と合併、「庭坂村」となりました。李平周辺は、江戸時代米沢藩との藩境地帯であり、今でも雑草に埋もれた旧道沿いには宿場町後としての当時の石畳などが残っております。 その後、昭和二十九年に庭坂村と庭塚村が合併し「大庭村」、昭和三十一年には、野田村、大庭村、水保村の三村合併により「吾妻村」、昭和四十三年福島市に編入され現在に至っております。 駅の近くには、坂上田村麻呂が奉納したと伝えられる千手観音菩薩像を祀る清水(きよみず)観音をはじめ鷲神社、愛宕神社があるほか、吾妻連峰中腹の吾妻高原牧場南端には吾妻高原スカイランドがあります。 この地名の由来を受けて、明治三十二年(一八九九)五月十五日、奥羽本線福島~米沢間開通の時、庭坂駅が開業いたしました。 その他 板谷峠の福島方の麓に当たり、開業当初から峠越えの機関車の基地として広い構内や立派な駅舎を持っていた。現在では福島方面からの普通列車の約半数が当駅で折り返している。 ※参考、引用サイト:Wikipedia |
駅名標 |
駅舎(待合所) |
上り(福島方面) |
下り(青森方面) |
駅前(1) |
駅前(2) |
駅舎(待合所)内(1) |
駅舎(待合所)内(2) |
当駅は板谷峠の福島方の麓に当たり、かつての蒸気機関車時代には峠越えのため補機を連結したり切り離したりするための一大基地としてにぎわっていた。当時は駅の北側に庭坂機関区が設置され、構内には転車台や扇形の蒸気機関車を収納する車庫(扇形庫)もあった。現在でも広い敷地や駅周辺空き地、とても長く立派なホームなどに往時の様子が偲ばれる。 |
1番線ホームの福島方向には蒸気機関車時代の客車で室内照明用に使われたランプや燃料を保管するランプ小屋が残されています。おそらく1899(大正32)年の駅開業にあわせて建てられたもので、丸窓がとても印象的です。 |
駅名由来板 |