(上り)真布駅恵比島駅→(下り)峠下駅
JR留萌本線
恵比島駅(廃止)
(Ebishima)

※2023(令和5)年4月1日付けで石狩沼田駅~留萌駅間 (16.7km) 廃止。

◆2016年7月16日(土)撮影
開業:1910(明治43)年11月23日

所在地:北海道雨竜郡沼田町恵比島

キロ程:20.7km(深川起点)
駅名由来
アイヌ語の「エ・ピシ・オマ・プ」(水源が浜の方に入っている川)の転訛した「エピソマプ」に由来する。上流が浜の方に向かっている川の意味である。また昔この附近の住民が増毛の浜に出稼ぎに行くために川を遡っていたとのことである。

その他
かつて留萠鉄道の発着駅であった(1971(昭和46)年4月15日廃止)。
現在の貨車駅舎の隣には、NHK連続テレビ小説『すずらん』(1999(平成11)年)ロケで使用された架空の「明日萌驛」(あしもいえき)の建物が建っている。
明治時代は「峠の宿」と呼ばれる交通の要衝であったが、既にかつての面影は無くなっている。


※参考、引用サイト:Wikipedia

駅名標

駅舎(待合所)
左が「明日萌駅舎」で、右が実際の恵比島駅舎。


1986年に旧来の木造駅舎が撤去され(現在の明日萌駅の位置にあった)、ヨ3500形車掌車を改造した今の駅舎が設置され、その後ドラマロケのために明日萌駅が建てられたのに合わせて車掌車駅舎は木製板が貼られました。

上り(深川方面)

下り(増毛方面)

駅前
中央の建物は、「すずらん」ロケの際「中村旅館」として登場した旧黒瀬旅館。

駅舎(待合所)内

恵比島駅は炭鉱鉄道である留萠鉄道の接続駅として、留萠鉄道の機関庫、本社などたくさんの関連施設があり、複数の側線を有していましたが、留萠鉄道や合理化によって、現在は交換設備を有しない棒線駅となっています。
S字カーブは右側に分岐する転轍機があった名残。

ホームからなにやら建物が見えますが、これは1971年に廃止された留萠鉄道の本社建物。

留萠鉄道本社建物を別方向から撮影。

開業当時の恵比島駅(留萌駅待合室に展示されていた「北海道留萠線全通記念」(明治43年出版)より)。
峠の中間位置にあり、上下線はそれぞれに給水塔を持っている。右側手前に伸びるのは安全側線。
NHK連続テレビ小説『すずらん』ロケで使用された建物群。

明日驛駅舎(1)
架空の駅。昭和初期の設定で、その頃の駅舎の雰囲気が忠実に再現されています。

明日驛駅舎(2)

明日驛駅舎(3)

明日驛駅舎(4)
奥には駅長の等身大蝋人形が置かれています。

明日驛駅舎(5)
こちらにも等身大蝋人形が置かれています。

明日驛駅舎(6)

明日驛駅舎(7)
改札口

明日驛駅舎(8)
改札口

駅長官舎(1)
明日驛駅舎の左側に建っています。

駅長官舎(2)
外観のみのロケセットで、家の内部は東京で撮影されました。

こちらはロケとして使用されたかどうか解らない建物です。

恵比島駅前(1)
留萠鉄道が現役時代にはたくさんの商店が軒を連ねていました。

恵比島駅前(2)
留萠鉄道が現役時代にはたくさんの商店が軒を連ねていました。

旧黒瀬旅館(1)
ドラマでは「中村旅館」として登場しました。

旧黒瀬旅館(2)
一階部分。一階は一部食堂として使用されています。

旧黒瀬旅館(3)
階段

旧黒瀬旅館(4)
二階部分

旧黒瀬旅館(5)

旧黒瀬旅館(6)

旧黒瀬旅館(7)
電話機。ドラマで使用された小道具と思われますが、実は昭和27年製のもの。

旧黒瀬旅館(8)
食堂内に展示されていたかつての恵比島駅周辺写真。

恵比島駅跨線橋。
右端が留萠鉄道ホーム。

恵比島駅跨線橋よりホームを撮影。
キハ20系気動車と思われる車両が撮影され、留萠鉄道も健在の頃ですので、1960年代の写真と推定されます。

恵比島駅ホームから撮影。右端の煙突のある建物が留萠鉄道本社建物。1968(昭和43)年9月撮影。

留萠鉄道本社建物

恵比島駅前(1)
留萠鉄道が現役だった時代はたくさんの建物がありました。

恵比島駅前(2)

恵比島駅前(3)

恵比島駅前(4)

恵比島駅前(5)
中央の建物は黒瀬旅館。

恵比島駅前(6)

かつての恵比島駅舎。

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