◆旧国鉄日中線(福島県)◆
E.旧熱塩駅構内


@喜多方駅周辺 A蒸気機関車と会津村松駅跡周辺(遊歩道その1)
B遊歩道その2、押切川橋梁跡と上三宮駅跡周辺 C会津加納駅跡周辺
D旧熱塩駅周辺 E旧熱塩駅構内

◆2011年4月23日(土)撮影


「この地図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図(熱塩)(平成8)を使用したものである。」
国土地理院発行地形図の引用について http://www.gsi.go.jp/LAW/2930-meizi.html
E-1 熱塩駅

現在は「日中線記念館」となっている駅舎。ヨーロッパ風の建物で、当時では珍しいメートル単位の間取り構造となっているそうです。

駅名標風の案内板。ここには日中線の歴史が記述されている。

切符売り場

改札口。木製なのは今では貴重ではないでしょうか。

改札口、今にも電車がやってきそうな雰囲気です。

改札を抜けてホームへ。

奥にあるのが展示されている貨車(ラッセル車)と貨車。詳細は後述する。

線路が敷いてあったところに降りてみて撮影。

旧国鉄時代様式の駅名標。

懐かしい硬券箱。
昔は硬いボール状の切符(硬券)をここで駅員さんから購入しました。懐かしいと感じる人にはわかる光景です。

転車台跡。
熱塩駅の転車台は日中戦争の頃に廃止され、以後蒸気機関車時代は蒸気機関車の方向転換を行わないバック運転で対応したということです。この転車台はおそらく日中線廃線後に駅を記念館として整備するときに池として整備されたかもしれません。

駅舎を遠望。ヨーロッパ風の建物とまわりの自然がうまく調和されています。

構内にある踏切跡。

背景を隠してこのアングルから撮影すると、未だに現役で活躍している鉄道のように見えます。

構内に静態保存されているキ100形貨車。
詳細はこちらへ→キ100形貨車287号車(ラッセル車)

構内に静態保存されているオハフ61形客車
詳細はこちらへ→オハフ61形2752号客車

ここからさらに路盤跡が続きますが、これは戦前に路盤が作られたものの、線路が敷かれなかった区間で、日中温泉付近まで伸びているそうです。そして計画ではこの山を越えて米沢まで伸びる予定でしたが、予想される大峠トンネルの難工事、そして戦争によって果たせませんでした。

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