東北本線
旧線区間(黒磯〜白河)その4
(豊原駅〜白坂駅間)
その1(黒磯駅〜高久駅間)
その2(高久駅〜黒田原駅間)
その3(黒田原駅〜豊原駅間)
その4(豊原駅〜白坂駅間)
その5(白坂駅〜白河駅間)

◆2013年2月9日(土)撮影

国土地理院発行地形図(1/25,000(旗宿)(H5)+(白河)(H14))を引用
(22)

Sで前述した流された橋の反対側に回り込んでみました。

新たな橋を敷設する工事が行われていました。
(23)復元橋台

かつてここにかけられていた橋には旧線時代の橋台が使われていましたが、1998(平成10)年の水害で被災してしまいました。現在は復元された橋台が建てられています。

よく見ると、線路を模したモニュメントが地面にあります。

現地の案内板にはかつての橋台の写真が載せられていました。

現在は、モニュメントしてミニチュア版が復元されています。
(24)旧豊原駅跡(推定)

かつての豊原駅はこの付近にあったものと思われます。駅の遺構は一切ありませんでした。

ここから道路が急に狭くなり、自動車がすれ違い出来ないくらいの狭さになります。旧線は単線だったことを考えると、本来この幅だったものと思われます。
(25)記念碑

この碑には、かつてここが戦村という名称だったこと、この地に鉄道が敷設されて豊原駅が設置されたこと、付け替え工事で廃線になった旧線を町道に整備したことが書かれています。

白河(下り)方向。旧線は町道に転用されて現在に至ります。
(26)水路橋

この地区に残る数少ない旧線の遺構。洪水の発生した黒川本流から離れているために被害を受けなかったようです。
(27)黒川橋梁 (28)

撮影地として有名な黒川橋梁。ちょうど電車が通りましたが、撮影できませんでした(涙)

鉄道独特の緩やかな曲線の道。
(29)黒川踏切(下り線) (30)勝負沢踏切(上り線)

この付近では地形の関係から、下り線と上り線が離れているため、踏切が連続することになります。

2つも踏切が連続すると、狐につままれたような錯覚を覚えたりします。
(31)切り通し

切り通しが続く区間。緩やかな曲線を描いていて、旧線の雰囲気を残しています。
(32)合流地点

この地点で旧線は新線と合流します。旧線は現在の上り線に転用されたと思われます。

合流地点に向かって旧線の路盤らしき盛り土があり、痕跡を見ることが出来ます。
この先はまもなく白坂駅です。
(33)白坂駅

白坂駅
ちなみに開業は1917(大正6)年で、1920(大正9)年の路線変更直前。

白坂駅ホームより合流地点(32)を撮影。中央の藪が旧線跡。

TOP旅の記録路線各駅巡礼写真のページJR東北本線東北本線旧線区間(黒磯〜白河)>その4(豊原駅〜白坂駅間)(栃木県・福島県)
TOP旅の記録廃線、廃道、道路関係東北本線旧線区間(黒磯〜白河)>その4(豊原駅〜白坂駅間)(栃木県・福島県)