◆JR磐越東線(福島県)◆

◆2016年6月11日(土)、6月12日(日)撮影
(概要)
 磐越東線(ばんえつとうせん)は福島県いわき市のいわき駅から郡山市の郡山駅までを結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称が付けられている。

(歴史)
 阿武隈高地を越えて、浜通り(福島県太平洋沿岸)の平と中通り(同県中部東北本線沿い)の郡山を結ぶ平郡線として計画され、平側の平郡東線(へいぐんとうせん)、郡山側の平郡西線(へいぐんさいせん)が1914(大正3)年から翌年にかけて開業。1917(大正6)年の全通と同時に磐越東線と改称した。

ゼロキロポスト
(2016年6月11日(土)いわき駅5番線ホーム下にて撮影)
右下の「209K446M」は常磐線の「日暮里より209.446km地点」を示しています。


かつては5・6番線ホーム上にゼロキロポストの杭がありましたが、現在は撤去されました。写真中央の椅子脇のアスファルトにあったものと思われます。
(2016年6月11日(土)いわき駅にて撮影)

常磐線と磐越東線の分岐点。
左2本の線路が常磐線で、右の線路が磐越東線。
(2016年6月11日(土)いわき駅近くの古鍜冶町踏切にて撮影)

東北本線と磐越東線の分岐点。
左の高架が東北新幹線、中央を直進している線路が東北本線、右にそれている線路が磐越東線。
(2016年6月12日(日)郡山駅西口のビッグアイ展望台にて撮影)
駅名・信号場名 駅間
営業
キロ
累計
営業
キロ
所在地 開業日
(漢字表記) (よみ)
いわき駅いわき - 0.0

いわき市 1897(明治30)年2月25日
※常磐線の駅として
赤井駅あかい 4.8 4.8 1915(大正4)年7月10日
小川郷駅おがわごう 5.5 10.3 1915(大正4)年7月10日
江田駅えだ 8.0 18.3 1948(昭和23)年10月1日
川前駅かわまえ 8.0 26.3 1917(大正6)年10月10日
夏井駅なつい 10.4 36.7 田村郡
小野町
1917(大正6)年10月10日
小野新町駅おのにいまち 3.4 40.1 1915(大正4)年3月21日
神俣駅かんまた 6.5 46.6 田村市 1915(大正4)年3月21日
菅谷駅すがや 3.3 49.9 1948(昭和23)年10月10日
大越駅おおごえ 4.4 54.3 1915(大正4)年3月21日
磐城常葉駅いわきときわ 4.4 58.7 1921(大正10)年4月10日
船引駅ふねひき 3.8 62.5 1915(大正4)年3月21日
要田駅かなめた 7.0 69.5 1950(昭和25)年1月1日
三春駅みはる 4.2 73.7 田村郡
三春町
1914(大正3)年7月21日
舞木駅もうぎ 6.1 79.8 郡山市 1914(大正3)年7月21日
郡山駅こおりやま 5.8 85.6 1887(明治20)年7月16日
※東北本線の駅として
※船引駅以西は境界が入り組んだところを通っている。船引駅〜要田駅間は田村市→三春町→田村市→三春町→田村市と走行し、三春駅〜舞木駅間は三春町→郡山市→三春町→郡山市と走行するが、これらの区間に駅はない。また、舞木駅〜郡山駅間でも三春町を通っているが、やはり駅はない。

年表
平郡東線(へいぐんとうせん)
1915(大正4)年7月10日 平郡東線として平〜小川郷 (10.3km) が開業。赤井・小川郷の各駅を新設
平郡西線(へいぐんさいせん)
1914(大正3)年7月21日 平郡西線として郡山〜三春 (11.9km) が開業。舞木・三春の各駅を新設
1915(大正4)年3月21日 三春〜小野新町 (33.6km) を延伸開業。船引・磐城常葉・大越・神俣・小野新町の各駅を新設
全通後
1917(大正6)年10月10日 小川郷〜小野新町 (29.8km) が延伸開業し全通。江田信号所および川前・夏井の各駅を新設、平郡西線を平郡東線に編入する形で磐越東線と線名を改称
1922(大正11)年4月1日 江田信号所を信号場に改める
1933(昭和8)年11月16日 江田信号場を廃止
1948(昭和23)年10月1日 江田仮乗降場を新設
1948(昭和23)年10月10日 菅谷駅を新設
1950(昭和25)年1月1日 要田駅を新設
1959(昭和34)年9月22日 準急(1966年に急行格上げ)「いわき」を新設
1963(昭和38)年7月15日 江田仮乗降場を信号場に改める
1968(昭和43)年10月1日 貨物列車と一部の旅客列車に用いられていたD60形蒸気機関車がDD51形ディーゼル機関車に置き換えられ無煙化を達成
1982(昭和57)年11月14日 急行「いわき」を廃止
1984(昭和59)年12月1日 江田信号場を仮乗降場に改める
1987(昭和62)年4月1日 平〜大越の貨物営業を廃止、国鉄分割民営化に伴い東日本旅客鉄道(第1種)・日本貨物鉄道(第2種・大越〜郡山 31.3km)が承継、江田仮乗降場を駅に改める
1988(昭和63)年4月1日 小川郷〜平を水戸支社から東北地域本社(当時)に移管。
1991(平成3)年3月16日 全旅客列車が郡山運輸区に配置されたキハ110系気動車に置き換えられ、一部列車でワンマン運転開始
1993(平成5)年12月1日 磐越東線営業所発足
1994(平成6)年12月3日 平駅をいわき駅に改称
2000(平成12)年3月10日 大越〜郡山で運転の貨物列車(大越駅からのセメント輸送)が廃止され当線から貨物列車が消滅
2001(平成13)年4月1日 日本貨物鉄道が大越〜郡山の第二種鉄道事業を廃止
2005(平成17)年12月10日 磐越東線営業所廃止、乗務員は郡山運輸区へ統合
2009(平成21)年3月14日 郡山〜船引間でICカード「Suica」サービスが開始
2014(平成26)年4月1日 郡山〜船引間が新設の仙台近郊区間となる。
wikipediaより参照
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